『犬の飼い主に向いていない人』の特徴３選 ワンコを不幸にしてしまう危険性も…飼う前に必要な覚悟とは

1.忙しくて家にいる時間が短い

犬を飼う理由として、「日々の疲れを癒して欲しい」という気持ち持っている人もいると思います。可愛い犬と触れ合ったり遊んだりすることで、癒されたり楽しい気分になったりすることはあるので、確かにそれらは犬を飼うメリットのひとつだと思います。

しかし、犬は飼い主さんの都合のいいときにかまうだけでいい存在ではありません。私たちと同じように感情があり、ひとりで放っておかれる時間が長いと不安を感じたり寂しくなったりするものです。

そのため、仕事や趣味、遊びに忙しい人で、家で過ごす時間が少ない人の場合は、犬を飼うことにあまり向いていないかもしれません。

犬は大好きな飼い主さんが同じ空間にいることで安心します。反対にスキンシップやコミュニケーションが不足して、ストレスを与えたり精神疾患を煩わせたりしてしまうこともあるのです。

また、時間に余裕がないと、十分なしつけトレーニングが行えず、犬との信頼関係がしっかりと築けないことも考えられます。さらに、犬のお世話を頑張りすぎて、飼い主さんが疲れたりストレスを抱えたりしてしまうこともあります。

そのため、時間にも気持ちにもある程度のゆとりがないと、犬を迎え入れるのは難しいかもしれません。

2.経済的に余裕がない

飼っている犬を愛して大切にする気持ちを持つことは、犬を飼う上で最も必要なことです。しかし、犬を大切にするためには、気持ちだけでなく、そのためのお金や知識が必要なことも事実です。

特別な大金持ちである必要はありませんが、ある程度経済的にゆとりがある状態でなければ、犬を飼うのは難しいと思います。

ご飯やおやつ、おもちゃというような日常的にかかる費用はもちろんのこと、定期的に受けなければならないワクチンや害虫駆除、健診などの医療費やトリミング代など、様々なシーンでお金が必要になります。

大きな病気や怪我をした場合は、予想外の高額な治療費がかかることもありますし、この費用は決して節約できるものではありません。

いざというときに、愛犬を守るために適切な治療を受けられるだけの経済的余裕は必要だと思います。

3.家族に犬の飼育を反対されている

犬を飼うとき、できればひとり暮らしではなく、同居家族がいることが望ましいと考えられています。それは、飼い主さんひとりに負担がかかることを避けたり、飼い主さんに不測の事態が起きたときに、その犬の世話をする人がいなくなってしまうことを避けたりするためです。

とはいえ、同居している家族がいればいいというものではありません。特に、家庭内に犬を飼うことを反対している人、良く思っていない人がいる場合は、飼育を強行しない方がいいでしょう。

犬を飼うことは楽しさもありますが、大変なことや面倒なこともたくさん起こるものです。そのため、反対している家族がいると犬が原因で喧嘩が起きたり、家庭内がギクシャクしたりする可能性があります。

犬が原因で家族の関係性が崩れるだけでも大問題ですし、喧嘩をしている家族を見ている犬にも大きなストレスがかかってしまいます。犬はとても繊細な動物で、不穏な空気を感じとりますし、大きな声や音に強いストレスを感じるのです。

犬も飼い主さんもお互いに楽しく暮らしていくためには、家族全員の理解と協力、そして愛情が必要だと考えておきましょう。

まとめ

犬は愛すべき動物で、人間にとって素敵なパートナーとなってくれます。

しかし、犬は決して人間の思い通りに動くものではなく、都合のいいように扱っていい存在ではありません。

きれいごとを抜きにして言えば、犬を飼い始めるとお金も手間も時間もかかります。そのためには、経済的にも精神的にも時間的にもゆとりが必要となるのです。

それらを踏まえた上で、しっかりと責任を持って愛していけると覚悟が決まったならば、ぜひ可愛い愛犬を迎え入れてくださいね。

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