猫が『追いかけられると逃げる』ときのキモチ3選 どうしても捕まえたいときはどうすれば？

1.「追いかけっこ」をしているつもり

追いかけられると逃げる猫は、飼い主さんを「追いかけっこ」に誘っているのかもしれません。

猫同士の遊びでよく見られる追いかけっこですが、これは狩猟本能を満たすために大事な行動なのだそうです。

飼い主さんに追いかけられたら逃げる場合だけでなく、猫の方から近寄ってきては逃げる行動を何度も繰り返す猫は、飼い主さんと追いかけっこをしたくてうずうずしているのかもしれません。

猫にとって追いかけっこは、運動不足の解消やストレス発散につながります。

そのため、猫が飼い主さんを遊びに誘う素振りを見せた場合は、おもちゃなどを使って遊んであげることで猫の狩猟本能が満たされるでしょう。

2.恐怖を感じている

猫は狩りで獲物を捕まえる動物ですが、ときにはほかの動物に狙われる側になることもあります。

群れを作らず単独で行動する猫は、自分の身を守る能力が備わっているので、追いかけられる状況になると恐怖を感じて本能的に逃げることがあるのです。

それ以外にも、臆病で警戒心の強い猫は大きな音や急な動きに敏感な子がほとんどです。

そのため、追いかけるときの足音や飼い主さんの声の大きさに不快感や恐怖を感じている可能性もあります。

3.嫌な記憶を思い出している

猫は記憶力が良い動物です。

特に興味のあることや身の危険につながることに関しては、ずば抜けた記憶力を発揮します。

猫は、怖かった、痛かった、驚いたといったネガティブな記憶をよく覚えており、その記憶は今後の危険を回避するために役立ちます。

飼い主さんに追いかけられると逃げる猫は、そのような過去の嫌な記憶が関係しているのかもしれません。

過去に追いかけられた後、動物病院に連れて行かれたり、苦手なお手入れをされるなどの嫌な経験がある場合、その嫌な記憶が呼び起こされて逃げている可能性も考えられます。

猫を捕まえるためのポイント

猫と一緒に暮らしていると、猫をどうしても捕まえなければならないときもあります。

そのようなときは、急な動きや大きな音に気を付けながら、落ち着いた態度で接しましょう。

「普段通り」を心がけて、穏やかなトーンで優しく話しかけてあげると猫が安心できると思います。

おやつやお気に入りのおもちゃを使うと、猫の方から近付いてきてくれるかもしれません。

もしも、猫を捕まえるのに時間をかけられるのであれば、無理に捕まえようとせず、猫が自ら近づいてくるのを待つのもひとつの方法です。

猫のストレスを最小限に抑えるためにも、それぞれの猫に合った方法を試してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、追いかけられると逃げる猫のキモチや、捕まえるための方法についてお話しいたしました。

飼い主さんを遊びに誘っていたり、恐怖を感じている場合、過去の嫌な記憶を思い出している場合など、追いかけられると逃げる猫の行動にはさまざまな理由があります。

動物病院へ連れて行くときや、爪切りやブラッシングなどのお手入れをするときなど猫を捕まえなければならないシチュエーションはたくさんあるでしょう。

しかし、猫を執拗に追いかけてしまうとますます捕まえにくくなるばかりか、猫にストレスを与えかねません。

猫を捕まえなければならないときは、急な動きや大きな音や声に気を気を付けることが重要です。

おやつやお気に入りのおもちゃを使って近づくと捕まえやすくなります。

猫が逃げる理由を理解し、安心できるように猫のペースに合わせて接することが大切です。

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