猫の『ヒゲ』を切ってはダメ！NGな3つの理由と起こり得るトラブル

1.通り抜けられるか判断するのに役立っているから

猫のヒゲは、口の周りだけでなく、顔全体に円を描くように生えています。そのヒゲを使って、狭い隙間を通り抜けられるかを知ることができるという説があります。ヒゲをいっぱいに広げたときに、障害物がヒゲに当たらなければ、通り抜けられると判断しています。

ヒゲがないと、今まで触覚に頼っていた場合、狭い場所にうまく潜り込めなかったり、潜り込んだものの出られなくなってしまう可能性もあるのです。

2.平衡感覚を保つのに必要だから

猫のヒゲは、平衡感覚を保つサポートをしているという役割を担っているともいわれています。キャットウォークやキャットタワーの上でもふらつかずに歩けるのは、ヒゲでバランスをとっているからといえるでしょう。

ヒゲを切ってしまうと、元気がなくなったりすることもあるそうですよ。

3.ヒゲの根元にはたくさんの神経があるから

猫は動体視力に優れ、動いているものを見るのが得意です。

猫のヒゲの根元にはたくさんの神経が通っており、わずかな振動でも感知することができるといわれています。

暗闇でも動くことができるのも、わずかな空気の流れでも感知し、障害物を避けて歩くことができるヒゲのおかげでもあるのです。

また、獲物の動きも感じ取ることができるので、狩りの際にも役に立っています。

そのため、猫のヒゲを切ってしまうと、暗闇で思うように動けなくなる可能性があるでしょう。

まとめ

猫の「ヒゲ」には、たくさんの役割があります。ヒゲがあるのには、理由があるのです。このヒゲがなくなってしまうと、生活に支障をきたすことになるので、切らない方がいいとされています。

ただし、自然に抜けることはあります。ヒゲは、半年に1度程度、生え変わっているそうです。ヒゲはいっぺんにまとめて抜けることはなく、残ったヒゲで十分役割をはたすことができるので、自然に抜ける場合は心配はありません。

万が一、他の猫とのケンカやどこかに引っかけるなどしてヒゲが切れてしまったら、ヒゲが自然に生えてくるのを見守ってあげて下さいね。

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