猫に『手作りごはん』をあげても大丈夫？与えるときの3つの注意点

手作りごはんのメリットとデメリット

飼い主さんがごはんを手作りすることの最大のメリットとは、使用する食材を飼い主さんが選ぶことができるので、愛猫に安心安全なごはんを食べさせてあげられることではないでしょうか。

さらに、手作りごはんなら同時に水分を摂取できることも嬉しいポイントです。

アレルギーが心配な猫には、アレルギー食材を避けたごはんを食べさせるなどのメリットもあります。

その一方で、手作りごはんは栄養バランスが偏ったり、猫の体重やライフステージ、活動量に合わせた栄養を計算して手作りしなければなりません。

また、手作りごはんは添加物を使用しないため保存が効きません。

起き餌ができないだけでなく、鮮度が落ちると猫が食べてくれなかったり、健康を害したりといったこともあるため、その都度ごはんを作る必要があります。

栄養管理やその都度調理するには手間と時間がかかりますので、デメリットと考えられます。

また、ドライフードに比べると手作りごはんは歯垢がつきやすく、歯周病を起こしやすくなることも考えられます。

1.猫にとって害のある食材は避ける

猫にごはんを手作りするメリットやデメリットについてお話いたしましたが、ここからは猫に手作りごはんを与える場合、どのようなことに注意しなければならないのか、詳しく解説いたします。

人間が口にする食材の中には、猫にとっては健康を害する食材が多数存在します。摂取する量によっては、猫の命にかかわる中毒症状を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

特に玉ねぎなどのネギ類、ブドウやアボカド、生の魚介類などは猫が摂取すると危険な食材としてよく知られていますよね。

猫にとって害のある食材はほかにも多数ありますので、猫のごはんを手作りする際は必ず確認するようにしましょう。

2.味付けや調理法に気を付ける

猫にごはんを手作りする際は、食材をしっかり加熱しましょう。

生食がOKな食材であっても、食中毒や寄生虫感染の可能性はゼロではありませんので、茹でる、蒸す、煮るなど火を通したものを食べさせてくださいね。

また、猫のごはんには基本的に味付けは必要ありません。

塩分を摂りすぎると心臓や腎臓に負担をかけてしまいますし、糖分を摂りすぎると肥満や糖尿病を引き起こしかねませんので、素材の味を生かしたごはんを作ってあげてくださいね。

3.手作りごはんは週に1回程度

手作りごはんは飼い主さんの愛情がダイレクトに愛猫に伝わるなど、メリットもたくさんあります。

しかし毎日の食事を手作りするとなると、栄養面の管理といった観点から専門的な知識を持っていないと難しいと言えるでしょう。

普段は栄養バランスが整った総合栄養食のキャットフードを与えて、どうしても手作りごはんを食べさせたい場合は、週に1回程度与えるのが無難です。

愛猫の誕生日や特別な記念日のみごはんを手作りすると、より特別感が増して愛猫が喜んでくれるかもしれません。

嘔吐や下痢をしやすい猫の場合は、手作りごはんが体調不良の原因となっていないか気をつけてあげてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、飼い主さんが手作りしたごはんを猫に食べさせても良いのか、手作りごはんを食べさせるときの注意点についてお話しいたしました。

愛情たっぷりの飼い主さんの手作りごはんは、使用する食材を把握できることや、アレルギー食材を避けたごはんを食べさせられるなど、たくさんのメリットがあります。

その一方「栄養管理が難しい、保存が効かない、手間暇がかかる」といったデメリットも存在します。

猫の栄養面を考慮し、普段は猫に必要な栄養素が摂取できる総合栄養食のキャットフードを与えて、手作りごはんを与える場合は週に1回程度を目安に与えるようにしましょう。

愛猫にごはんを手作りする際は、猫に必要な栄養素をきちんと理解し、愛猫の体調を把握した上で作ってあげてくださいね。

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