やんちゃな猫のやんちゃな一面はかわいくもありますが、毎日付き合うとなると手を焼いてしまう一面でもあります。
そんな時にどうすれば良いか、やんちゃ猫に役立つしつけ方を紹介します。
こんなやんちゃ猫いませんか?

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こんなやんちゃ猫、身近で見ることはありませんか?
いかにも、というやんちゃ猫の特徴をいくつか挙げてみます。
とにかくよく走る
家の中のいろいろなところをとにかくよく走るやんちゃ猫がいます。家の中は日々、運動会状態です。
部屋の中をただ走るだけならまだしも、やんちゃ猫は窓の網戸にとびかかってよじのぼろうとしたり、爪を立ててはいているズボンをよじ登ってきたり、スピードが速すぎて物にぶつかったり落としたりします。
とにかくよく走る、走り回るのです。
何かと噛む
やんちゃ猫にある別の特徴は「何かと噛む」ことです。
やんちゃ猫は何でもよく噛むので、噛まれ傷やひっかかれ傷に悩まされている飼い主さんたちもいます。見ていると何とも痛々しくも感じます。
猫は仲間の猫とじゃれ合う中で、噛まれたら痛いんだということがわかるようになり、噛む力の加減を知っていきます。でも、じゃれついでにしょっちゅう噛んでくる状況だと、それなりに痛いですよね。
別の猫と一緒に住んでいるのではなく、単独一匹で飼われている猫の場合、噛む際の力加減を知らずにそのまま成長し、知らない状態のままじゃれて噛んでくる場合もあります。
この状況は想像するだけでも大変です。飼い主さんは痛みと傷が絶えない、かわいそうな状態になってしまいます。
いろいろと口に入れてしまう
やんちゃ猫はいろいろなものを口に入れることがあります。これも心配なやんちゃ行動です。
部屋の中に置いてあった人間の食べ物を食べてしまうこともあります。せっかく、家族のために作っておいたお料理が台無しになってしまいます。
それだけでなく、食べ物ではないものを口にしてしまう場合もあります。食べてはいけない物を食べてしまうと、子猫が体調を崩してしまう危険があります。
やんちゃ状態が自然に落ち着くことはある?

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こんなやんちゃ状態が自然に落ち着くことは果たしてあるのでしょうか。性格的な要因ではなく年齢的な要因によるやんちゃ状態であれば、ある程度収まることもあります。
猫の一生には子猫、成猫、高齢猫の段階があります。年齢的な要因で猫が好奇心旺盛になり、やんちゃになる時期は生後3カ月頃からです。生後1カ月頃になるとジャンプもできるようになってきます。生後3カ月から1歳頃までがやんちゃ盛りです。
こうした年齢的なものによるやんちゃ状態は、早い猫だと1歳から1歳半頃に収まり始めます。
手を焼いてしまう時にはどうすればいいの?

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年齢的なものであれ性格的なものであれ、頻繁に噛みつかれたり家の中の物を壊されたりしてしまうと、飼い主さんとしてはさすがに困ってしまいますね。
では「やめさせられない、止まらない」ーそんな時はどうすればよいのでしょうか。やんちゃ猫に役立つしつけ方があります。
とにかくよく走る場合
全く走らないようにはできません。運動ができないと、猫はストレスを抱え体調を崩してしまいます。時間を取って安全な場所でおもちゃなどで遊んであげて、運動をさせてあげましょう。
昼間の時間にある程度しっかり遊んであげるなら、少なくとも夜中に目の行き届かないところで走り回ったり、暴れたりすることは避けられます。
夜中に暴れまわるとご近所からの苦情の原因にもなってしまうので、日中たくさん遊ばせてあげてください。
何かと噛む場合
やんちゃ猫が噛んでくる時は噛んだものを抜こうとするのではなく、逆に口の中に入れるしぐさをしてみてください。きっと、猫はびっくりして噛んだものを離すでしょう。
他にも、猫がよく噛んでくる場所に猫が嫌がるような匂いをつけておくこともできます。ただし、猫がなめてしまうと危険なものは体につけないように気を付けましょう。
いろいろと口に入れてしまう場合
猫がひもやゴムなどで遊んでいるうちに飲み込んでしまうこともあります。食べてほしくない物や食べられない物で、口に入れてしまうおそれがあるものは手の届かないところに置くようにしてあげましょう。
猫が元気なのはある意味よいことですが、日々やんちゃな猫と付き合っているとさすがに飼い主さんは疲れてきます。
「やめさせられない、止まらない」ーそんな状態が続いているなら、適切なしつけをしてあげることで愛猫との穏やかな日々を楽しめるに違いありません。