犬は強力な噛む力を持っている
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犬は強力なあごと強い歯を持っています。人間の噛む力はせいぜい20キロか30キロくらいですが、なんとチワワやダックス、コーギーなどは100キロ近くもあるようです。大型犬の場合は200キロほどいってしまうこともあります。シェパードなどがそうです。
犬の噛む力の強さについて考えると、犬に噛まれるのが怖いという人はたくさんいるでしょう。もちろんだれかれ構わず噛んでくるような犬は普通野放しにはなっていないので安心ですが、例えば飼われている犬であっても、知らない犬には容易に近づくべきではありません。
とはいえ犬は自分の知っている相手や飼い主に対して、また家の家具などを噛んだりすることがあります。この記事では犬の噛み方や噛む原因、そして噛み癖から家具を守る方法について解説したいと思います。
犬の噛み方の種類や噛む理由
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まずは犬の噛み方についてみてみましょう。犬の噛み方には以下のようなものがあります。
甘噛み
まずは甘噛みです。犬が甘噛みをするのは愛情表現をしているしるしと言われています。
この噛み方をする場合は特に問題はありません。具体的な噛み方としては、指や腕などを舐めながら噛みます。軽くかむため特に痛みはないでしょう。
母乳を吸っているときのようにおしゃぶりをするように噛んだり、前歯で体毛や皮膚を噛んでくる時もあります。甘噛みに関しては特に対処する必要はありません。犬が嬉しく思ったり甘えたい時に行う行動なので、可愛がってあげましょう。
じゃれ噛み
じゃれ噛みという噛み方をする時もあります。これは日本の犬の多くに見られることです。
これも正常な行動のひとつであり、あまりナーバスになる必要はありません。
この噛み方は子犬や若い成犬などがよく行います。遊んでいる時の噛み方であり、人間でいえば遊びで取っ組み合っているようなものです。この噛み方が原因で大けがをすることはありません。
ただし多少皮膚が傷ついたり、物が破けたりすることはあるかもしれません。そのためもし問題があるようならやめさせましょう。
やめさせ方としては、噛んできたら相手をしないこと、噛むのをやめたら相手をすることです。他の部屋に移るなどしても良いでしょう。この無視行動によって噛んでも良いことはないということが伝わります。
ただしポイントとして、噛んできたらすぐに動くことです。しばらくしてから別室に行っても犬は分かりません。犬は短期記憶が苦手ですが、起こったことと自分が行ったこととの関連性が分かりません。
そのためすぐに行動しましょう。
要求がある時
散歩に行きたい時や物が欲しい時などに噛むことがあります。自分の要求が伝わらないと噛むこともあります。
基本的にこの噛み方をする場合は無視することが大切です。相手をすると続いてしまうかもしれません。
ただし噛むこととは別として、ごはんや遊びなどの要求にはしっかり答えてあげることが大事です。
不快に感じている時
犬は何かに対して不快な気持ちを感じている時に、抵抗の証拠としてがりがりしてくることがあります。
場合によってはここから攻撃的な噛み方をしてくる場合もあるので注意しましょう。
必要な行動に対して犬が不快に感じているような場合は、ごほうびをあげてその不快感を取り除いてあげると良いでしょう。
攻撃する時
犬は自分が攻撃する時や自衛のために噛んでくることがあります。びっくりした時や何か恐怖を感じるものに対して噛んだりします。何かにびっくりした時は反射的に噛みついたりします。
恐怖に感じている人間に対しても噛みつきます。仮に人間がなでようとして近づいてきた時に、それが脅威だと思えば噛みついてきます。こうした噛みを防ぐためには、犬をびっくりさせないように気を付けたり、犬を追い詰めたりしないようにしましょう。叱らなければいけない時も大げさな動きはしないようにしましょう。
犬は自身を有利な状態に置くために噛むこともあります。犬が気に入っているものを人が取ったりすると起こることもあります。このようなことを防ぐためには犬との関係性を一度見直す必要があります。
生活環境を見直して、家族全体が犬と正しい関係になれるようにしつけのプロに相談すると良いでしょう。
犬が家具を噛むのはなぜ?
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では犬が家具を噛むのはなぜでしょうか?
家具は動くわけでもないので、びっくりしたり脅威に感じたりするのは変です。実は犬が家具を噛むのには意外な理由があります。例えば以下のような理由があります。
・歯がかゆい、ムズムズしている
・ストレスや運動不足
・かまってアピール
・退屈
まず子犬に関しては本能的に家具を噛むことがあります。理由は歯に違和感を感じていることです。
歯が生え変わる生後3・4週から7,8か月ころまでの間は、歯茎がムズムズするようです。こうなると本能的に家具などをかじってムズムズ感をおさえたくなります。人間の手を噛むときもこれが理由になっていることがあります。
子犬ではなく成犬が噛むときは、ストレスや運動不足などが考えられます。犬の散歩をちゃんとしなくて運動ができないと、うずうずして反動で家具を噛む可能性があるでしょう。
また不安などがあるとストレス発散のために家具を噛むこともあるようです。さらには飼い主にかまってほしいあまり噛むこともあるようです。これに関しては人間くさい感じがありますね。
別の理由として、単純に退屈なので家具で遊んでしまうこともあるようです。犬が家具を噛むくせについては以下のような飼い主の悩みが見られます。
家具や柱などを噛む。木の柱などは直しようもないので困っています。人用の布団や服を噛む。破ろうとしているのではなく、ちょいちょいとつまむようにかじっているかんじです。出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14131921964
我が家では、秋田犬とホワイトテリアを子犬から飼いました。ホワイトテリアは手をかじるぐらいでしたが、秋田犬はピアノの椅子とソファーを破壊し、テーブル、家具は傷だらけになりました。出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1417798619
噛みぐせうちのも酷かったなあ…手だけでなく家具やらなんやら‥被害総額はかなりいきました(;_;)一才になると落ち着きました。出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11137808126