涙やけとは
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涙やけとは、何らかの原因により涙が多く分泌され、目の回りに涙が溢れて目の周りの毛が茶色や黒色に変色してしまうことです。
涙やけが起こる原因は様々ですが、鼻涙管という涙腺から鼻へ涙を排出する部分が詰まっていまっていたり、狭くなってしまい涙やけが起こることがあります。
涙やけの初期の段階だけだと、涙が多くなり毛が濡れた状態が続きます。さらに症状が進むと、身の回りの毛が常に濡れているために変色し、茶色や黒色に変色してきます。ひどくなると、目の回りが不衛生になり細菌が繁殖してしまうこともあります。
身の回りが気になったり、かゆくなることから、犬が自分で目の周りりを掻いてしまい、皮膚炎などの炎症を起こしてしまうこともあります。
シニア犬の涙やけには要注意!
シニア犬の場合、涙の分泌量のコントロールをうまくすることができず、涙が増え、目の周りが長時間濡れてていることが多くなります。また、若い時に比べると免疫力が低下しているため、涙やけを起こしやすいと言われています。
さらに、老化のため目の病気にもかかりやすくなっています。若い時に比べるとより一層、体の状態に注意をしてあげることが必要です。
涙やけになってしまったら
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動物病院に連れて行く
まずは動物病院に連れて行き、獣医師に見てもらいましょう。目の傷がないか、鼻涙管の詰まりがないかなど見てもらいましょう。
逆さまつげや鼻涙管の詰まりがある場合、治療が必要になることがあります。場合にっては、点眼薬が処方されたり、麻酔科での処置が行われることがあります。
清潔な状態を保つ
日頃から清潔な状態を保つようにしてあげましょう。涙が溢れそうになっていたり、目やにがついているようだったら、こまめに柔らかい布で拭いてあげましょう。実は敏感な部分なので、目元を触られるのを嫌がる犬もいます。ゴシゴシこすらずに優しく吹くようにしましょう。コットンやガーゼなどの柔らかい布が適しています。
また、犬は前足で身の回りを書いたりすることがあります。その時に、爪が伸びていると目を傷つけたり、ばい菌が入ってしまうと、炎症を起こしたりします。ですから、爪を切ったり、外から帰ってきたら足をきれいに洗ってあげるなどする必要があります。
気の長い犬の場合、身の回りの形が長いと目に入って目を傷つけ、それが原因となることがあります。目の周りの毛を短くカットしておきましょう。
十分に水分を摂る
体の中の水分量が少なくなると、老廃物が排出されず、代謝も悪くなります。その結果、鼻涙管にもその老廃物が溜まり、詰まってしまうことがあります。
ですから、日ごろから水分を十分に摂取させることが必要です。
愛犬が摂取している水分量が少ないと感じる場合は、ドライフードからウェットタイプのフードに変えてみるのはいかがでしょうか。ウェットタイプのフードであれば、十分に栄養と水分を摂取することができます。
また愛犬が飲む水はできるだけこまめに取り替えてあげるようにしましょう。
ドッグフードを見直してみる
涙やけを起こす原因として考えられるのが、毎日愛犬に与えているドックフードです。添加物が多く入っているドックフードは、犬の体に合わないと涙やけを起こしている可能性があります。
例えば着色料や保存料、酸化防止剤などです。このような、愛犬の体に悪影響を及ぼす添加物が体の中に溜まっていくと、涙や目やにを増やしてしまいます。また、そのような老廃物が増えると、鼻涙管を詰まらせてしまうこともあります。
現在与えているドッグフードの原材料をチェックしてみましょう。着色料や保存料、酸化防止剤などが多く含まれているなら、無添加のドックフードに変えてみてはいかがでしょうか。
シニア犬におすすめのドッグフード
涙やけの原因となっている事柄は様々ですが、ドッグフードを変えて涙やけが改善されることもあります。なぜなら、体の内側から取り入れる物を変えることにより、体質を改善できる可能性があるからです。今回はお勧めのドックフードを3つご紹介します。
おすすめドッグフード1「このこのごはん」
おすすめポイント1 安心安全なドッグフード
「このこのごはん」は、国産のドッグフードで、使用されている原材料は、すべて人間が食べれるヒューマングレードの物だけを使用しています。また、食いつきをよくするオイルコーティングや保存料や酸化防止剤は使用されていません。
保存料や酸化防止剤が配合されているドッグフードを、継続的に食べていると、それらが老廃物として体の中に溜まり、鼻涙管の詰まりの原因になることもあります。
おすすめポイント2 こだわりの原材料
「このこのごはん」には、高タンパク質のお肉とタンパク質の分解を助ける果物がバランスよく配合されています。
鶏肉のささみや鹿肉が使用されています。鶏肉のささみは九州で飼育された鶏の物を使用しています。鶏肉のささみは、消化も良く高タンパクな肉であり、代謝も促す効果があります。鹿肉は高タンパクな肉でありながら低カロリーです。
またタンパク質分解酵素が豊富な青パパイヤも配合されています。酵素により、タンパク質が消化吸収されますので、体内に老廃物として残らないようにするのを助けます。
おすすめポイント3 涙やけ対策ができる
涙やけ対策として、食物の消化を促し、老廃物の排出を助ける天然素材をたっぷり使用しています。その天然素材とは、モリンガ、さつまいも、マグロです。
モリンガには食物繊維がたっぷりで、食物の消化を助けます。また、ポリフェノールも含まれており、鼻涙管のを改善することが期待できます。
サツマイモにも、食物繊維が含まれています。また、カリウムが豊富なので、血行を良くし老廃物を排出するのを助けます。
マグロには、DHAとEPAが含まれています。
おすすめドッグフード2「Dr.ケアワン」
おすすめポイント1 ペットの専門家監修のドッグフード
「Dr.ケアワン」は、動物栄養学博士、ペット栄養管理士、獣医師などの、犬の栄養に関する専門知識を持った専門家の監修し製造されたドッグフードです。
愛犬が健康を保ち、寿命を全うできるよう必要な栄養素が選ばれています。原材料はこだわって選ばれており、無添加のドックフードです。専門家によって作られたドッグフードですから、安心して愛犬にことができます。
おすすめポイント2 抗酸化成分を豊富に配合
「Dr.ケアワン」には、アントシアニンやポリフェノールなどの抗酸化成分が配合されています。これらの成分は免疫力を維持し病気や肌のトラブルから愛犬を守ります。
「Dr.ケアワン」は、紫芋や黒米、赤米、にんじん、かぼちゃなどを使用していますが、これらにはアントシアニンやビタミンE、ビタミンCが豊富です。
アントシアニンやビタミンE、ビタミンCには、抗酸化作用があります。この抗酸化作用により、目を保護し、目の病気や老化を防ぐことができます。そうすることにより、目が傷つくことによる過剰な涙の分泌を抑え、涙やけの改善を期待できます。
おすすめポイント3 老犬に嬉しい成分も配合
「Dr.ケアワン」には、老犬に必要なグルコサミンとコンドロイチンが配合されています。老犬になると足腰が弱ってくることが多いため、関節の健康を維持するためにこのような成分を摂取することは大切です。
グルコサミンとコンドロイチンは、軟骨を形成している成分で一緒に摂取すると効果的です。グルコサミンには、軟骨を生成する細胞を活性化する働きや、軟骨が分解されることを防ぐ働きもあります。コンドロイチンには、軟骨組織の中で水分を引き寄せ、関節の動きをなめらかにする働きがあります。関節の状態がきになる愛犬には「Dr.ケアワン」を与えて見るのも良いかもしれません。
おすすめドッグフード3「モグワン」
おすすめポイント1 無添加の安心安全なフード
「モグワン」には、着色料、合成香料、酸化防止剤などの添加物は使用されていません。
これらの添加物が多く含まれているドックフードを食べ続けると、体の中に老廃物が溜まっていきます。それらの老廃物は涙の通り道である鼻涙管も詰まりやすくしてしまいます。ですから、添加物が含まれていない「モグワン」は、安心して愛犬に与えることができます。
おすすめポイント2 メインのタンパク質にサーモン使用
「モグワン」の原材料を見ると、生サーモンがメインのタンパク質として使用されています。サーモンには、アスタキサンチンと言う抗酸化作用のある成分が含まれています。アスタキサンチンとには、抗酸化作用以外に、抗炎症作用や目の病気の予防、老化を緩やかにする作用もあり、これらの作用は涙やけの改善に役立ちます。
さらに、サーモンはDHAやEPAという魚油由来のオメガ3脂肪酸も豊富に含んでいます。これらの成分は、美しい毛並みや健康的な皮膚を維持するのを助けてくれます。
おすすめポイント3 高タンパク、低脂肪なドッグフード
「モグワン」のタンパク質は28%です。一般的には、25%以上が良いとされています。低タンパク質になると、涙やけや目やにが出やすくなると言われています。「モグワン」は、チキンやサーモンなど動物性タンパク質を多く配合していますので、涙やけを起こしにくいと思われます。
また、「モグワン」は、低脂肪なドッグフードです。成分表によると12%となっています。脂肪は犬にとって必要な栄養素ですが、取りすぎると、消化できなかった脂肪が老廃物となって鼻涙腺の詰まりの原因となることがあります。「モグワン」は低脂肪なドッグフードですので、このリスクも低くなっています。
まとめ
老犬は、老化のため免疫力が低くなり様々な疾患にかかりやすくなっています。涙やけは直接命に関わる疾患ではありませんが、命をまっとうするまでできるだけ良い状態を維持させてあげたいですよね。
老犬になると涙やけにもなりやすくなりますが、こまめなケアとフードの見直しで改善することができます。大事な家族の一員である愛犬の健康を守ってあげてくださいね。