ボンベイの歴史
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ボンベイのルーツは1958年から始まります。
アメリカ ケンタッキーのニッキー・ホーナーが小さなブラックパンサーを目指して、「バーミーズ」と「アメリカンショートヘア」を交配させて作り出されたのが始まりです。
名前の由来はブラックパンサーが生息するインドの都市「ボンベイ」からとられています。
ボンベイの特徴
原産国 | アメリカ | |
---|---|---|
毛種 | 短毛種 | |
平均体重 | ♂ | ♀ |
3.8~5.2kg | 2.5~3.8kg | |
価格帯 | 15〜25万 | 20〜35万 |
寿命 | 13〜15歳 |
一般的な猫ちゃんと比べると同じくらいか少し軽めという感じですが、筋肉が発達しているため実際に抱っこしてみるとずっしりと感じるようです。
声は独特の可愛らしい声で小さめですので飼いやすい猫といわれています。
一緒にいる時はおしゃべりをしているかのように鳴きかけてくるようです。
また、ボンベイの一番の特徴は、そのつややかに輝く漆黒のような被毛です。
生まれたばかりの頃は縞模様が出ることもありますが、成長と共に徐々に黒一色になります。
被毛は光沢があるので「ふわふわ」というイメージより、「つるり」という質感を感じるさせものです。
黒いのは被毛だけでなく肉球もお鼻も真っ黒です。
ボディは筋肉質で骨太なセミコビータイプで、頭は丸く、目は大きくアンバー(琥珀色)もしくはカッパーゴールド。
左右の瞳が他の猫に比べると少し離れています。
黒く艶やかなボディに映える金色の瞳に魅了されてしまう人も少なくないようです。
ボンベイの性格とその魅力
ブラックパンサーのような姿をしているのでワイルドで、気性が荒く、孤立を好むそんなイメージで見てしまうのではないでしょうか。
いえいえ猫であっても見た目で判断しないでくださいね。
アメリカンショートヘアの明るい性格とバーミーズの愛情深さがバランスよく受け継がれている猫ちゃんです。
誰とでも仲良しに
環境の変化にもすぐに対応できる柔軟な性格で、子供や他の猫ちゃんともすぐに仲良くなることができる猫ちゃんです。
お客さんに対しても積極的に近づいて愛嬌をふりまき誰にでも懐く猫ちゃんです。
甘えん坊
愛情深いため人といることが大好きなので新聞を読んでいれば新聞の上に乗ったり、パソコンの上に乗ったりと常に飼い主さんと一緒にいたいという甘えん坊なところもあります。
遊び好き
好奇心も強く家の中を探検したりしていたずらをすることもありますので、家の中は常に片付けておいた方が良いでしょう。
遊ぶことや体を動かすことが大好きなのでおねだりしてくることもあるでしょう。
賢い
とても賢い猫ちゃんなので問題なくしつけることができるでしょう。
black traditional bombay cat on nuts background
ボンベイのかかりやすい病気
アメリカンショートヘアとバーミーズを両親に持つボンベイは双方の遺伝的欠陥を受け継いでしまっている可能性があります。
アメリカンショートヘアからの遺伝病は肥大型心筋症です。
中高齢以降に発症すると言われていますが若い時から発症する猫ちゃんもいますのでいつもと様子がおかしいと感じたときにはすぐに病院に連れて行ってください。
バーミーズは口腔トラブルがよく聞かれ歯周病を起こしやすいといわれていますのでボンベイにもその傾向はあるようです。
歯根から入った菌が内臓の病気につながりかねませんので気をつけてあげる必要があります。
シニア世代になってくるとボンベイの運動量も少なくなりますので肥満にならないよう食事の量などで調整をしてあげてください。
その他にも猫特有の病気にかかる可能性はもちろんあります。
定期的に健康診断を受けて早期発見、早期治療ができるよう心がけてあげてください。
ボンベイの生活環境とお手入れ
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活発で運動することが大好きなボンベイのためにキャットタワーを用意してあげると上下運動も兼ねた動きも楽しめるので喜ばれることでしょう。
ブラッシングは週に2回から3回くらいしてあげると抜け毛対策にもなりますし、艶やかなコートを保つことができるでしょう。
加えて歯周病予防に歯磨きをすることができればと思いますが、こればかりはなかなか上手にいきません。
ボンベイにおすすめの歯磨き対策になるキャットフードをご紹介しますのでそちらをご覧になってください。
キャットフード
ボンベイのキャットフードの選び方!
ボンベイの遺伝的な病気をキャットフードでどうにかすることは難しいことですが、ボンベイにとって良い食材で作られているキャットフードを与えてあげたいと思います。
あまりにも格安なキャットフードは猫の体に良いと言うよりも、人間の購買意欲を高めるために作られているものが多いので避けた方が良いでしょう。
日頃の食事から出来るだけ免疫力アップを心がけたキャットフードを選んであげたいと思います。
そこで重要になってくるのは以下のポイントです。
1.高タンパクなフードであること
2.良質なタンパク質を使用していること
3.消化が悪くアレルギーの原因になるかもしれない穀物は使用していないこと(グレインフリー)
4.人工添加物不使用
5.オメガ3脂肪酸が含まれていること
6.ふさわしい食物繊維が配合されていること
このような点を考慮に入れたキャットフードをボンベイに選んであげたいと思います。