愛犬と一緒ならキャンプが100倍楽しい!
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行楽シーズンや大型連休の楽しみと言えばキャンプなどのアウトドア活動です。
ショッピングや食事などでは、お留守番になってしまいがちな愛犬も、アウトドアなら一緒に楽しむことができるのでおススメです!
人間だけでキャンプへ行くのも楽しいですが、愛犬も一緒なら、大自然の中で思いっきり身体を動かして遊べますし、かけがえのない思い出づくりになります!
今回は、愛犬と一緒にキャンプへ行く場合のポイントや注意事項、持ち物などをご紹介します!
愛犬と一緒のキャンプ 飼い主にとってのメリット
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愛犬と一緒のアウトドアやキャンプは、飼い主にとっても愛犬にとってもメリットがたくさんあります。
まず飼い主にとっては、アウトドア活動は屋内のレジャーとは違って、愛犬同伴で一緒に楽しめることで特別な思い出づくりになります。
いつもの生活環境からは離れて、広々とした大自然の中でうれしそうにはしゃぐ愛犬の姿を見ることができます。
愛犬はきっとこれまでにない喜びを表現してくれるでしょう。
大自然の中で愛犬と一緒にバーベキューを楽しんだり、夜はテントやコテージで一緒に休んだりして、アウトドアならではの遊びを満喫できます。
また、山奥でのキャンプなど、野生動物の多い環境の中でキャンプするときも、犬が一頭いるだけでも安心感が違います。
犬の気配を察して、警戒心の強い野生動物たちは一目距離を置くからです。
愛犬と共にキャンプへ行くことで、これまで以上に飼い主と愛犬との強いきずなが生まれるでしょう。
愛犬と一緒のキャンプ 飼い主と愛犬にとってのメリット
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キャンプに一緒に連れて行ってもらった愛犬は、家族の仲間入りができて、大はしゃぎするでしょう。
大自然の中で楽しそうにはしゃぐ愛犬の姿は、カメラでしっかり思い出に残したいですね。
キャンプでの失敗のエピソードやアクシデントも、ほほえましい思い出になります。
愛犬にとっても、飼い主のキャンプに同行できることはメリットが大きいです。
屋内のレジャーならお留守番しなくてはいけないところ、アウトドアなら堂々と一緒に楽しむことができますし、大自然の中でおもいっきり走って身体を動かすことで、ストレス解消になり、リフレッシュできます。
人間にとって気持ちがいいと感じるような、緑にあふれた環境は犬にとっても快適なものです。
愛犬用のキャンプの持ち物は?
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キャンプをするとなると、テント、レジャーシート、着替え、照明やキッチンツール、食べ物など、いろいろな持ち物を準備しなくてはなりません。
一般的なキャンプの持ち物意外に、愛犬が快適に、そして安全にキャンプを楽しめるように愛犬専用の持ち物を用意してあげましょう。
以下が愛犬のための持ち物リストです。
・ドッグフード、お皿
犬は毎日同じエサをいつも通りに与えてやることが理想です。
キャンプという慣れない環境でも、できるだけいつもと同じように落ち着いて食事ができるように、愛用のドッグフードと、愛犬用のお皿を持っていくようにしましょう。
ドッグフードは一食ずつラップに包むか、ビニール袋やジップロックにいれておくと、さっと取り出せて便利です。
・水・水入れ
水もいつも飲んでいるお水を持っていきましょう。
水をのむための器も忘れがちですが、ないととても不便なので必ず持っていきましょう。
・トリーツ
移動中に愛犬が退屈してしまった時や、おとなしくさせたいときにトリーツを与えると便利なので持っていきましょう。
・うんち用ビニール袋とおしっこシーツ
愛犬のうんちを捨てられないときのために、うんち用ビニール袋を持っていきましょう。
車での移動中やテントの中などではおしっこシーツがあると活躍してくれます。
・スコップ
うんちを処理してもいい場所なら、スコップがあると便利です。
においが出ないように地面にしっかり深い穴を掘って、うんちを埋めましょう。
うんちを埋めても良い場所かどうかくれぐれも確認を怠らないようにしてください。
・リードと胴輪
キャンプといえどもほとんどは公共の場です。
リードと胴輪は忘れずに持っていきましょう。
走らせて遊ばせる時にはロングリードがあると便利です。
また、犬を短時間つなぎとめておく係留用の杭を持っていくと助かります。
係留用の杭はホームセンターや登山用品のお店などで購入ができます。
・タオル
汚れや水気を拭くのに消費します。
移動中の車の中でもシートに敷いて毛がつくのを防いだり、キャンプ先での防寒にも使用したりできるので多めに持っていきましょう。
・ドッグパック
これは愛犬用のリュクのようなものです。
中型犬以上の大きさの愛犬を連れていくときは、このドッグパックに荷物を入れて持たせれば、移動が楽です。
愛犬のための水や緊急グッズなどを持たせれば、山歩きやトレッキングの際も安心です。
・虫よけグッズ
キャンプ場には蚊やアブなどの虫がたくさんいます。
愛犬が山の中へ行くと、たくさん刺されてかわいそうな思いをさせることがあります。
愛犬とキャンプへ行くときには、虫よけグッズが必須です。
古典的な香取線香もおススメですが、煙が苦手という方には、携帯用の電池稼働式のノーマットも便利です。
ペット用に、首から下げられるタイプの商品もあるので野外トレッキングの時や、夜寝るときに着けてあげるとよいでしょう。
・ケージ
愛犬を安全に移動させたいときや、愛犬を危険から回避させたいときに、ケージがあると便利です。
ペット用キャリーバッグでもOKです。
犬連れのキャンプにおすすめのテント
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愛犬が小型犬の場合は、二人用のノーマルのテントで充分ですが、中型犬以上の場合は二人用テントでは手狭です。
できれば三人用以上の大きさのテントが必要です。
あとはテントの中に犬のにおいがこもったり、毛やほこりが貯まったりするのを防ぐために、入り口が大きく、前後で出はいりができるようなテントが理想的です。
また、テントに接続して張れるおおきなタープがあると便利です。
暑い夜や雨の日は、大きく張り出したタープの中で愛犬には休んでもらい、飼い主はゆっくりテントの中で休むことができます。
タープやテントだけでなく、車に接続したりして、真夏の日差し除けにも利用できるので、できれば一枚持っていきましょう。
キャンプだけでなく、浜辺でのレジャーやピクニックでも使えるアイテムです。
激しい雨が降ってきたり、寒さが厳しい時は無理をせず、車中で夜を過ごすのも一つです。
気候の不安定な時期にキャンプに出掛ける予定があるときは、車中泊の可能性も考えて準備していきましょう。
周りの人へ迷惑をかけないように
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愛犬とのキャンプでの楽しみはやはり大自然のなかでのダイナミックな遊びです。
ただ、キャンプする土地が自分の所有地でないかぎり、そこは公共の場です。
犬が苦手なひとや、ちいさな子どもやお年寄りがいることも考えられるので、ほかの人たちに迷惑をかけないように十分配慮しましょう。
そもそも、犬などのペットの持ち込み禁止のキャンプ場やバーベキュー会場などもありますので、ペット同伴でも問題がないか、事前にしっかり確認をしておきましょう。
また、ペット同伴OKの場合でも、ほかの家族のペットとのトラブルを起こさないためにも、胴輪とリードをつけて行動するようにしましょう。
キャンプ場での就寝の際は、愛犬の泣き声に注意しましょう。
慣れないキャンプ場での夜は、愛犬も緊張してしまって、周囲の物音や、野生動物の気配などに敏感になり、無駄吠えをすることも良くあります。
普段は静かな愛犬でも、キャンプ場では状況が変わることもあります。
夜に泣き続けると、周囲のお客さんが眠れず、迷惑をかけてしまいますので注意しましょう。
どうしても泣き止まないときは、周囲を歩かせたり、車中泊に切り替えるなど、臨機応変に対応して愛犬の不安を取り除いてあげましょう。
トイレのマナーにも配慮を
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野外でのキャンプなので、茂みの中でトイレを済ませることもあると思います。
たとえオシッコでも、マーキングによってにおいが残ると、ほかの人に迷惑をかけてしまいます。
周囲の人が不快な思いをしないように、マーキングの後には水で流すようにしましょう。
うんちをした場合も基本的にはビニール袋に入れて持ち帰るようにしましょう。
うんちを捨ててもOKの場所であれば、スコップで穴を掘ってうんちを埋めるようにしましょう。
野生動物に気を付けて!
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キャンプ場など山の中にはいろいろな野生動物が住んでいます。
タヌキやキツネ、ウサギやシカなどの野生動物以外にも、イノシシ、サル、アライグマ、クマなど危険な野生動物も生息している地域もあります。
愛犬が興味を持って近づきすぎると襲われたり、野生動物の持っている病原菌や寄生虫をもらってしまったりすることもあります。
愛犬がむやみに野生動物に近づかないように、飼い主がつねに注意を払いましょう。
飼い犬の場合は、飼育の前提条件ではありますが、狂犬病の予防接種も徹底するようにしましょう。
万が一飼い犬が狂犬病にかかっていた場合、野生動物との接触によって感染が拡大する恐ろしい事態になりかねません。
一度狂犬病のワクチン接種実績を確認してください。
ノミ、ダニに気を付けて!
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野生動物がやってくるキャンプ場などの里山では、野生動物にくっついてきた危険なダニやノミがたくさんいます。
目に見えないほどの小さなダニでも、愛犬につくと毛の奥深くに潜り込んで血を吸います。
血を吸われるだけならまだ良いのですが、野生動物の持っているおそろしい病原菌の感染源にもなり、大変危険です。
愛犬を介してヒトがダニに刺されて病原菌が移ると、最悪死亡してしまうこともあります。
実際に野生動物についていたマダニが、ペットを介してヒトに感染し、死亡してしまうケースがありました。
ノミ、ダニは、野生動物の通り道であるけものみちや、茂みの中に身を潜めて、ペットに飛びかかってきます。
できるだけそのような場所には近づかないようにしましょう。
万が一、ダニやノミがついてしまうと、駆除するのは大変です。
ダニ、ノミがつかないように、予防する強力なダニ、ノミ除けを動物病院で処方してもらい、キャンプの前にあらかじめ薬を付けるようにしましょう。
外用薬以外にも、最近は餌の形状になった「食べるダニ、ノミよけ」も処方できるようになりました。
毎シーズン使用する必要があるのですが、ダニ、ノミのオフシーズンであっても、キャンプへ行く前には徹底して対策をとるようにしてください。
いざという時の備えを
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愛犬とキャンプへ出かけるときには、万が一の時のための備えも万全に用意しましょう。
愛犬に心臓疾患やアレルギーなどの持病がある場合には、突然の発症に備えて、常備薬を忘れないように持っていくようにします。
また、万が一の時のために、狂犬病の予防接種をうけたときに公布された犬の鑑札と、注射票を犬に装着していくようにしましょう。
犬の鑑札には、犬の情報や飼い主の氏名や住所が登録されていますので、万が一迷子になってしまったとしても、飼い主の元に戻れる可能性が高くなります。
普段はおとなしい愛犬でも、キャンプ中に野生動物に出会って驚いたり、雷に驚いて逃げてしまったりすることも良くあることです。
迷子がどうしても心配な場合は、愛犬の首輪に手製の迷子札や、GPS機能のついたタグをつけておくのも迷子防止に役立ちます。
超小型のGPSタグも簡単に入手できるので、装着しておくと、キャンプ以外でも役に立ちます。
最近では、ペットショップで犬を購入した時点で、あらかじめ犬にマイクロチップを埋め込んであるケースもあります。
数ミリほどのマイクロチップは、犬の肩のあたりに埋め込むことになっていて、専用の機械で読み取ると、犬の名前や飼い主の連絡先を検索できるシステムになっています。
獣医さんでも1~3万円でマイクロチップの挿入をしてもらえるので、挿入しておいても良いでしょう。
あってはならないことですが、キャンプ先で万が一大けがをしてしまったり、病気になってしまった時のために、救急で受診できる動物病院があるかどうか、入念にチェックして、連絡先を控えておくようにしましょう。
愛犬も熱中症に気を付けて!
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熱い真夏や梅雨時のキャンプでは、人間もそうですが、愛犬が熱中症になってしまわないように気を付けてあげましょう。
ついつい遊びに夢中になりすぎて、水分補給を怠ると危険ですし、慣れない土地で、水分補給ができないと瞬く間に熱中症を発症してしまうことがあります。
日中は直射日光を避けて、日陰で過ごすようにしましょう。トレッキングなどで暑さを感じて疲れてきたら、木陰でこまめに休息をとり、水分補給をしましょう。
犬はヒトよりも背が低いので、地面からの照り返しの熱で、熱中症になりやすいです。
全身に毛も生えているので、熱がこもると重症化してしまいます。
トレッキング中の水分補給や、移動中の車内での水分補給には、ペットボトルを利用した水飲みがおススメです。
ペットボトルに接続するだけで、携帯用の給水ボウルになる便利グッズがあります。
バーベキューは安全に配慮して
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キャンプのお楽しみの目玉といえば野外でのバーベキューです。
みんなで持ち寄った食材でワイワイ楽しむバーベキューは愛犬も一緒に楽しみたいところです。
でも愛犬がバーベキューの火でやけどをしたり、怪我をしないように十分注意をしてあげてください。
網の上で焼けたおいしそうなお肉がほしくて、急に飛びかかってくるかもしれません。
はじめてキャンプへ行ってバーベキューをするのがはじめてのわんちゃんの場合はさらに注意が必要です。
火や網が熱くて危険なことが分からないので、事故につながりかねません。
また、愛犬がバーベキューの肉をほしがっても、あまりたくさん与えないようにしましょう。
せっかく一緒に来たのですから、適量なら愛犬もお肉を楽しむのもありだと思います。
でも、喜ぶからと言って一度にたくさん与えてしまうと、胃腸の具合を悪くして吐いてしまうこともあります。
適度な量を人間が判断して与えるようにしてください。
あまりにほしがって吠えたり、暴れたりするときは、安全を考慮して、杭とリードでつないでおく必要もあります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は愛犬と一緒にキャンプを楽しむためのポイントや注意点、持っていくと便利な持ち物についてまとめました。
大自然の中でうれしそうに駆け回る愛犬の姿は何とも愛くるしいものです。
家族の一員として、愛犬をキャンプのお供に連れていき、家族としてのきずなをより一層強めましょう。