フランス国民のために命懸けでテロに立ち向かった犬

命懸けでテロに立ち向かった犬

警察犬ディーゼル

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パリで発生した悲劇的なテロ攻撃を受けて，１１月１８日，フランス特殊部隊が襲撃に加わりました。この襲撃の目的は，テロに関与したと思われる容疑者を捕獲し逮捕することでした。そのメンバーの中にある１匹の犬の姿が・・・この犬の名前は，ディーゼル（Diesel）。彼女は，命を懸けてこの捜査に加わりました。そして，彼女の頑張りが，世界中の人々からの溢れんばかりの愛情や支援を呼び起こすことになったのです。

出典:https://www.littlethings.com/paris-hero-dog-diesel-vcom/

平和な世の中になったとはいえ，多くの国がいまだテロとの戦いに頭を悩ませています。フランス政府が直面したこのテロ攻撃によって，死者１３０名，負傷者３００名以上が犠牲となったそうです。

先鋭部隊としてこの危険な任務にあたる人間の中に交じってテロに立ち向かうディーゼルにとってももちろん危険な現場だったことでしょう。

この凛々しい顔をした警察犬ディーゼルは，危険な場でもそんな任務に携わる人たちにとって頼もしい味方でしょうね。

ディーゼルの殉職

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フランス特殊部隊が，サンドニ（Saint Denis）にあるアパートの中に踏み込んだとき，数時間にも及ぶ激しい銃撃戦となりました。ベルジャン・シェパードのディーゼル（７歳）は，勇敢にもその建物に踏み込んだものの潜伏していたテロリストの犠牲となってしまったのです。あるフランス人のツイッターでは，「ディーゼルは，わが国民の国旗を守り抜いて命を落としたんだ。」とのコメントも。

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このテロ攻撃によって，全く予期せぬうちに命を失ってしまった民間人。ディーゼルがこの人間社会で起こった悲劇的な惨劇をどう理解していたのかは私たちには知るすべはありません。

ただ，自分に課せられた任務をひたむきに遂行するに当たり，取り返しのつかない悲劇に直面することになったのです。

罪のない人々，そしてただ一生懸命に任務に就いていた１匹の犬の命を失ってしまいました。

ディーゼルの犠牲は，テロ攻撃に対してより深い悲しみをもたらしたようにも思えます。

ディーゼルへの思い

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フランス国家警察のツイッターでも「ディーゼルは，任務遂行中にテロリストによる攻撃を受けました。」とのコメントがありました。彼女の勇敢な行動のおかげで，この任務に携わった警官の中で，５人の負傷者は出たものの死者は１人も出なかったのです。その後すぐさまディーゼルに対して愛情にあふれた支援の声が高まりました。

出典:https://www.littlethings.com/paris-hero-dog-diesel-vcom/

仲間たちと一緒に整列するディーゼルの姿・・・とっても頼もしいですね。

フランス国家警察によると，ディーゼルは国を守る任務に就いていただけでなく，仲間の命も身を挺して守り抜いたようです。

そんな事実を知ってしまったら，ディーゼルの存在の大切さがひしひしと伝わってきます。

パリ多発テロが発生し，世界中が悲しみに包まれるなか，パリに対する支援は高まりつつあります。命を失った１匹の英雄に再び感謝の意を表わしたいと思います。フランス国民のために命を懸けて戦ってくれたディーゼルに・・・

出典:https://www.littlethings.com/paris-hero-dog-diesel-vcom/

人間と一緒にテロという惨劇に直面し，体を張ってそれをくい止めようとした１匹の犬ディーゼル。

悲しいことに人間社会の平和を守るための犠牲となってしまいました。

しかし，彼女の死はフランスだけではなく世界中に知れ渡ることで私たちに争うことの醜さ，命の大切さを改めて教えてくれた気がします。

ディーゼルはこの世にとても大切なことを残して旅立って行ったようです。

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フランステロ事件で活躍した犬