ウインクしているように顔のゆがんだワンちゃん

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4ヶ月ほど前に避難所の獣医による検査で、この犬の顔と顎の右側には押しつぶされたことが原因と見られるような、深刻な腫れと奇形があることが明らかになりました。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/deformed-dog-squish-saved-by-vet-ohio
初めは、ウインクをしているおちゃめなワンちゃんなのかなと思っていましたが、違ったようでした。
このワンちゃんは、顔の全体の右側が押しつぶされてしまったように変形していたのです。
一体どうしてこのような姿になってしまったのでしょう。
この避難所の獣医は、おそらく動物同士のけんかでケガをした感染によって、このように苦しんでいるのではないかと考えました。
原因不明の症状

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この犬は体重が減り始め、6月までに、彼をもうこれ以上苦しめないようにするために安楽死させることが決定しました。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/deformed-dog-squish-saved-by-vet-ohio
抗生物質や鎮静剤を処方され、一度は腫れは引いていったように見えました。
しかしこのワンちゃんが成長していくにつれて顔はくぼんでいき、どんどん口を開けることができなくなってしまいました。
口を開けられないので食事ができず、このワンちゃんは次第に痩せ細っていきます。
獣医たちもこのワンちゃんを見ているのが可哀想だったのでしょう。安楽死をさせようという決断をします。
安楽死の前に分かった事実

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この犬は、頭蓋骨と右の上顎に深刻な骨折をしていました。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/deformed-dog-squish-saved-by-vet-ohio
そして彼の瘢痕組織は体の成長を妨げていて、それは彼が口を開けることをどんどん困難にしていったのです。
それでもどうしてもこのワンちゃんを助ける方法はないか考えた獣医たちは、安楽死させてしまう前に一度、セカンドオピニオンを受けさせることにしました。
そこでこのワンちゃんの症状の原因が、やっと分かったのです。
検査した専門家たちはこのワンちゃんの症状が、外から与えられたケガによって起こったものではなく、体の内側からの特殊な性質によって起こったものだと分かり、とても驚きました。
何度も苦難を乗り越えて…

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「私は、彼が初めてテニスボールを拾うことができてとても喜んで興奮している姿を見て、涙が出てしまいました。そしてこれは、彼の小さな勝利の始まりだったのです。」出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/deformed-dog-squish-saved-by-vet-ohio
このワンちゃんの顔のゆがみを直してあげることは非常に難しく、このまま苦しい思いをさせてしまうならやはり安楽死させた方がいいという意見もあったそうです。
しかし諦めなかった一人の獣医が何度も複雑な手術を試みて、ようやくこのワンちゃんはボールくわえることができるようになるまで回復したのです!
このワンちゃんも、本当に嬉しかったでしょうね。
安楽死の危機が何度訪れても、できることはないかと諦めなかった獣医たちに、本当に感謝したいですね!