東京アラート発動で警察による見回りを検討、リアル自粛警察が誕生かと話題に

緊急事態宣言が解除となり、少しずつ普段の生活に戻っていけるかに見えましたが、再びの感染拡大が発生し不安が広がる事態になっています。特に東京では2日に再び30人を超える感染が確認されており、深刻な状態といえます。併せて独自の警戒情報である東京アラートが初めて発動されたこともあり、今後への不安を抱える人も多いはずです。そうした事態を踏まえ、ある試みが検討されています。

夜間の東京で感染拡大か

東京 “夜の繁華街”の接待伴う飲食業関係者 コロナ感染増加 #nhk_news https://t.co/WRoiatotnT

— NHKニュース (@nhk_news) June 2, 2020

ここ数日の東京都でのコロナウイルスの感染は夜の繁華街で広がっていることが確認されており、大きな課題と考えられています。

東京ではキャバレーやホストクラブといった店内での感染、飲食店で催されたイベントに20～30人ほどの人数が集まり、感染が拡大されたケースなどが確認されています。

これらの店舗は人の出入りが激しく、感染経路の特定が難しい点も大きな問題となっているようです。

警察による夜間の見回り隊結成を検討

夜の歓楽街「見回り隊」結成を検討　東京都 https://t.co/f4UkDJZESU #日テレNEWS24 #ntv

— 日テレNEWS／日本テレビのニュース・速報 (@news24ntv) June 2, 2020

こうした夜の繁華街での感染拡大を防止するために、警視庁と協力し夜の見回り隊の結成を検討しているとのことです。

具体的にどのような動きになるのか、現時点では詳細は未定です。実際に結成されるのかどうか、またどのような活動をしていくのか、今後の動きに対して注目が集まっています。

リアル自粛警察かとネット上でも話題に

このニュースは既にネット上で話題になっています。

本当に歓楽街の店舗が感染拡大の要因
であるのなら、"補償を出して”閉めてもらうのが効率的な方法
見回って何をするのだ？
合法的に営業している店舗の営業妨害か？

この知事らしい見てくれだけの無意味な方策だ。https://t.co/Mep4g1fvPT

— ゴクラクトンボ (@takayukiigokura) June 2, 2020

見回り隊結成の検討について確認した範囲では、見回りよりもしっかりと店に補償を行い、営業の自粛を依頼する方が建設的なのではないかという旨の意見がもっとも多く見られました。

都が公費で見回り隊か
これにあおられて自粛警察する奴がまた出そうだな(+_+)

各地で多発してる県外ナンバーへの嫌がらせも
一時期、県境で県職員を現場に出しての検問を実施したことがきっかけになってる(少なくとも影響してる)ように感じられなくもないし
https://t.co/kFhBwDhor4

— とん吉@特定行政書士(愛媛県松山市) (@s34c10) June 4, 2020

これまでの経緯を踏まえて、自粛警察を活性化させる要因になってしまうのではないかと危惧するツイートも見られます。

警視庁と協力して「見回り隊」結成って、これリアルに自粛警察ではないの。

赤いレインボーブリッジと相まって、『パージ』みたいな近未来もののホラー映画のオープニングみたい。や、現実だけど。https://t.co/ZaALbKKjj2

— 葉真中顕＠ごめんなさい。もう少し待ってください。頑張ってます。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめ (@akihamanaka) June 3, 2020

検討されている見回り隊が現実となればリアル自粛警察になるのではという声も。やはり度々話題になっている自粛警察の動きに少なからず影響するのではないかと考える人が多いようです。

まだ検討段階ということで詳細は不明ですが、実際的な効果が期待できる動きが求められていることは確かです。

画像：写真AC