旭山動物園（北海道旭川市）には親子４頭のオランウータンが飼育されています。冬期間はオランウータン館で室内展示されています。オランウータン館は高さが７ｍもあって、ボルダリング用のホールドや巨大ハンモック、たくさんのロープなどたくさんの仕掛けが準備されています。ジャック（父）、リアン（母）、モリト（兄）、モカ（妹）の４頭家族です。
オランウータン館の内部です。ロープやハンモック、ホールドなどたくさんの仕掛けが見えます。オランウータンは高い木の上を難なく歩くことができます。その行動を見せてくれるように仕掛けがたくさん準備されています。オランウータンはこれらの仕掛けを本当に上手に使って、縦横無尽に動き回る姿を見せてくれます。
モリトがボルダリングをしています。「このホールドの次はあのホールド」と、決まっているかのように流れるようにスムーズに移動していきます。ロープも上手に使って素早く移動していきます。
この時間帯に展示されていたのはモリトだけでしたので退屈しているようにも見えました。モリトの後ろ側に見える扉の向こう側が寝室になっています。まるで「早く寝室に戻してよ～」とでも言っているような表情です。
「もう飽きちゃったよ～」という表情です。他に人がいなかったので、「こんにちは」と声をかけてみると、ちょっとだけこちらを見てくれたような気がしました。一番最初の写真は、このモリトがもっと小さかった時に撮影したものです。頭のてっぺんのカールしていた毛はありませんが、横の方に少し見えます・
こちらは妹のモカです。２０１５年生まれなので、顔つきはまだまだ幼く見えます。でも、やはり、身体能力は抜群です。ロープを上手に握って、こちらからあちらへ、あちらからこちらへと動き回ります。お母さんのリアンもいたのですが、リアンは寝そべったままでした。時折、モカが側に行くのですが、「一人で遊びなさい。」と言っているようでした。
右上に見えている毛皮のようなもの。これはお母さんのリアンです。全く動きません。
モカは好奇心旺盛らしくロープの結び目にかなり関心を示しています。オランウータンも人も同じですね。
モカも上手にボルダリングをしています。モリトと同じように、途中で止まることなく流れるような動きで移動していきます。自然の中では、ほとんど樹上で過ごすというだけあって、ほとんど下の方に降りてくることはありません。
冬期間は室内展示のみなのですが、冬が終わると、外の放飼場に出られます。もぐもぐタイムというお昼ご飯の時間には空中散歩をする様子を見ることができます。でも、よーく見ていないと頭上からオシッコが降ってくることがあります。気を付けましょう。
（秒刊サンデー：わらびもち）
