その人気に後押しされるかのように、同じ年の10月には、JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」が運行を開始。これを皮切りに、JR各社では次々と“超豪華観光列車”を導入するようになりました。しかし一方で、その価格は庶民が簡単に手を出せるものではなく、また、予約は抽選でなかなか取れないといった状況が続くことに。 そういった背景もあり、手頃な価格で、列車に乗って風景や食事をゆったりと楽しむことのできる“観光列車”は、気軽に非日常を楽しめる鉄道の旅として、じわじわとその人気が高まっていきました。そして今では、その土地の魅力が詰まった多種多様な観光列車が、日本各地の線路の上を走っています。