はじめに


関東屈指の清流として呼び声高い那珂市(なかし)!
鮎釣りを楽しめるスポットとしても有名なんですよ。
今回は、栃木県を流れる美しい川・那珂川の魅力と見どころをご紹介します。

関東屈指の清流♪栃木県「那珂川」の特徴


栃木県の那須岳が源の「那珂川」は、関東の四万十川とも称される清らかな河川です。

那珂川の流域には豊かな自然が残されており、中流域は那珂川県立自然公園にも指定されていますよ。

ちょうど暖流と寒流がぶつかるため、鮭と天然鮎が遡上するという珍しい川でもあるんです。
江戸時代には、那珂川で釣れた鮭が水戸藩への献上されていたんですよ。

初夏には、栃木県から茨城県の中流や支流に、鮎を捕獲する観光客向けのヤナが多数設置され、捕れたての鮎の塩焼きを楽しむことができるほか、鮎釣りの体験もできますよ♪

関東屈指の清流♪栃木県「那珂川」の歴史


那珂川流域は、古来からたくさんの人々が暮らしてきました。

那珂川の氾濫で被害を被っただけでなく、土砂の堆積によって豊富な農作物が収穫できたといわれていて、人と自然とが共存していたことが伺えます。

かつて常陸国と呼ばれていた那珂川流域。
奈良時代初期、和銅6年(713年)に編纂された『常陸国風土記』にも、まるで“常世の国”(=極楽)のようであると評されており、とても豊かな地であったようです。

関東屈指の清流♪栃木県「那珂川」に伝わる伝承


那珂川に伝わる伝承をご紹介します。

昔、川上の岸辺にはにカワウソがたくさん住み着いており、その近くに「仙造」というおじいさんが住んでいました。

仙造じいさんは、川でサワガニや蟹を獲って暮らしていましたが、釣り糸を垂らすと必ずカワウソが現れ、「蟹をくれ」と騒ぎ、魚を追い払ってしまいました。

カワウソのイタズラのおかげで魚が獲れない仙造じいさんでしたが、カワウソたちを可愛がり、決して怒ることはありませんでした。

ある日、一匹のカワウソがやってきます。
いつもと違って弱々しいため、カワウソを抱き上げてみると、口に釣り針が刺さっていました。

仙造じいさんはカワウソの口から釣り針をとり、傷を丁寧に洗って川に返しました。
カワウソは何度もお礼を行って川へ戻って行きました。

次の日、大雨でしたが仙造じいさんは釣りに出かけました。すると魚が次々にかかり、あっというまに舟がいっぱいになってしまったのです!

昨日助けたカワウソがお礼に、仲間と一緒に魚を網に追い込んでいたのです。
それからというもの、仙造じいさんはカワウソの手伝いもあって、国一番の魚釣り名人となったといいます♡

関東屈指の清流♪栃木県「那珂川」の絶景ポイント


那珂川の絶景を楽しむなら、那須烏山市の境橋周辺を訪れるのがおすすめです!
秋には紅葉が広がり、清流那珂川の水面を彩りますよ。

また、早朝には日の出とともに川霧が立ち込めるという、幻想的な風景を見ることができますよ♪

日本の里山の懐かしい風景が残るスポットなんです♡

関東屈指の清流♪栃木県「那珂川」を訪れるおすすめの季節


那珂川を訪れるなら、初夏から10月下旬にかけての、鮎釣りが楽しめるシーズンがおすすめです!
鮎釣りを楽しめることはもちろん、木炭で焼き上げる鮎の塩焼きなど、ご当地名物も味わうことができますよ♪

毎年7月末頃から10月末くらいまで開催される、鮎のつかみ取り体験への参加も可能です。お子さんと訪れてみませんか?♡

時には鮭が上がるという、嬉しいハプニングにも出会えるようですよ。

関東屈指の清流♪栃木県「那珂川」で楽しみたいアクティビティ


那珂川でアクティビティを楽しむなら、清流を下っていく「カヌー」がおすすめなんです!

清流に泳ぐ魚や訪れる鳥たちを間近に見ながら、穏やかな那珂川を下ることができますよ。

カヌー体験が初めての方でも、流れが緩やかな中川付近なら安心。
小学生からご年配の方まで、家族みんなで楽しむことができますよ♪

関東屈指の清流♪栃木県「那珂川」へのアクセス


那珂川へ訪れる際の参考に、那珂川の観光のひとつ「黒羽観光やな」までのアクセス方法をご紹介します。

✩車
・那須塩原駅から約20分で到着
・矢板インターから約40分で到着
・塩原温泉、那須温泉から約60分で到着

✩バス
・西那須野駅から東野バスに乗車し、大輪入口で下車(約45分)

◆黒羽観光やな
住所:栃木県大田原市黒羽向町1639
電話番号:0287-54-0087

黒羽観光やな



おわりに


栃木県の那珂川は、リフレッシュにぴったりの体験ができるスポットです。
ぜひ那珂川の魅力を満喫しに訪れてみてくださいね♡




情報提供元: 旅色プラス