はじめに


全国的に遅れてやってきた夏の陽気。そんなとき無性に食べたくなるのがかき氷ですよね。長野県松本市に、夏の期間限定でかき氷を提供する人気のカフェがあると聞いて、編集部員が伺ってきました。今やすっかり定番スイーツのひとつとなったかき氷ですが、さらなる味わいに出会うことができるかも。 都内のポップアップストア情報もありますので、お見逃しなく。

中町通りに夏になると現れる「天然氷のかき氷 中町氷菓店」


松本市の中心街「中町通り」に店を構える「中町氷菓店」。普段は自家焙煎のコーヒーを提供するテイクアウト専門店「NAKAMACHI CAFÉ STAND(ナカマチカフェスタンド)」が、夏限定で天然氷のかき氷を提供しているのだそう。プロの削り手によってふわふわに仕上げられた山梨県北杜市の蔵元「八義」の天然氷に、生のフルーツを使ったフレッシュソースを中心としたバラエティ豊かなラインナップが特徴的。

「長野県産生いちご」や「特選抹茶あずき」の他、「ティラミス」や「自家製はちみつレモン」など他ではあまり見ない味が並び、どれにしようか迷ってしまいます。


せっかくならご当地のものを、と「信州塩スイカ」をチョイス。あっという間に削り出されたたっぷりふわふわの氷に、大玉スイカ100%のフレッシュソースが丁寧に注がれます。あまり知られていませんが、長野県はスイカの収穫量が全国5位。JR松本ハイランド(農協)管内には、毎年夏になるとスイカの直売所「すいか村」が設けられるほど、松本の名産品なのだそう。
△使用する品種はその時によって異なるそうですが、特別に今回使用した「祭ばやし777(スリーセブン)」を見せてくれました。……大きい!

気になるお味は?


△信州塩スイカ 1,000円

こちらが「信州塩スイカ」です。3種類から選べる練乳は、スタッフの白澤さんのおすすめ「特製練乳」を。気になるお味は……ふわふわの舌ざわりと甘いスイカがとっても爽やか。水っぽさがなく、氷に負けないスイカの甘みをしっかり味わえます。最後に少しだけふられた塩がアクセントになり、後味はすっきり。このサイズでもペロリといただけちゃいました。

9月からは希少なナガノパープルを皮まで使ったかき氷「長野県産ナガノパープル」も登場するとのこと。地元でとれた果物を旬の時季にいただけるのが嬉しいですね。


◆天然氷のかき氷 中町氷菓店 松本中町通り本店
住所:長野県松本市中央2-4-13 中町ビル1F NAKAMACHI CAFE STAND内
営業時間:11:00~18:00
電話番号:0263-31-0949‬
定休日:木曜日
アクセス:松本駅から徒歩約10分
※店舗前に約15席分のベンチあり

ふわふわかき氷、東京でも食べられます!


すっかりかき氷が食べたくなった方に、朗報! この夏期間限定で「中町氷菓店」のポップアップストアが東京・虎ノ門と自由が丘に登場します。急な気温の変化に疲れがたまる時期ではありますが、おいしいかき氷で心も身体もすっきり爽快に、この暑さを味方につけて過ごしましょう。
◆天然氷のかき氷 中町氷菓店+BAR 虎ノ門ヒルズ 
住所:東京都港区虎ノ門1丁目23-1
営業時間:火曜日~金曜日 15:00~LO21:30 ※9月4日まで
アクセス:日比谷線虎ノ門ヒルズ駅直結


◆Green.天然氷のかき氷 中町氷菓店 自由が丘
住所:東京都目黒区自由が丘2-9-2 辻田ビル 2F
営業時間:12:00~18:00 ※期間未定
アクセス:自由が丘駅正面口から徒歩約3分


▽スタッフからひと言!
「当店は、八ヶ岳蔵元八義の天然氷のみを使用したかき氷専門店です。昨年は暖冬だったため、今年は例年に増して希少な天然氷。世にかき氷店は多々あれど、手で固めることをせず、ふわふわに削り出した氷を技術で積み上げていくこのスタイルは他に類を見ません! 新鮮な生のフルーツソースと特製の練乳との一体感。この口溶けには感動していただける自信があります。是非一度ご賞味ください!」(白澤さん)

おわりに


白壁となまこ壁の土蔵が立ち並ぶ中町通りには、カフェやスイーツ、雑貨など、他にも目映りしてしまうようなおしゃれなお店がたくさん! 周辺には松本城や松本美術館、四柱神社などの観光スポットも点在しているので、散策がてら、ぜひ立ち寄ってみてください。



情報提供元: 旅色プラス