はじめに

旅色のファンコミュニティ「旅色LIKES」のメンバーが、ライターとして滞在の様子をレポートしてくれる「お試しステイレポ」。今回は、星野リゾートのホテル滞在は初だというMIHOさんが、北海道の「星野リゾート リゾナーレトマム」で、開放感あふれる旅をしてきてくれました。

◆この記事を書いたメンバー

MIHO
コロナ前は暇さえあれば旅行、ひとり旅、ひとりごはんも大好きです。前職は旅行会社営業、添乗業務や企画などなど。北海道在住で、海外旅行は15カ国経験。️ビールとコーヒーとキャンプが好き。旅行に出かけられない今だからこそ、コロナ後に備えて色々な情報共有したいと思っています。

広大なリゾートで感動体験

「星野リゾート トマム」の雲海テラスといえば、言わずと知れた観光スポット。ゴンドラのメンテナンスをしていたスタッフの方が壮大な雲海に可能性を感じ、“雲海を見ながらコーヒーを飲んでもらう”というプランを立てたことが始まりなのだそう。今では早朝にも関わらず雲海を求めて日本中、はたまた世界中から観光客が訪れる一大観光スポットになりました。今回はそんなリゾナーレトマムならではの魅力と、初めての雲海テラス体験をお伝えします。

絶景を独り占めできる開放的な客室

約1,000ヘクタールの広大な敷地内に「トマム ザ・タワー」、「リゾナーレトマム」の2つの宿泊施設を完備。施設間の移動は循環バスや連絡通路「スカイウォーク」を利用します。今回は全国5カ所に展開するファミリーリゾートブランド「リゾナーレ」の1つである、「リゾナーレトマム」に宿泊です。 入口から一番奥の高台に佇むリゾナーレトマム。1フロアに客室は4室、100平米以上のオールスイートです。全ての客室が角部屋で、大きな窓からの景色は最高。今の季節、色づく山々を見渡すことができます。 全室に展望ジェットバス・プライベートサウナが完備され、大きな窓からは24時間絶景を独り占めできます。おこもりでも、アクティブにも楽しめる要素がたっぷりで、何日でも泊まりたくなります。

シーンに合わせて選べるレストラン

「リゾナーレ」のコンセプトは「大人のためのファミリーリゾート」。なかでもシーンによって選べるレストランは、大人も子ども大満足の内容です。

【1】メインダイニング「OTT SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」 滞在初日の夕食は、リゾナーレトマム31階の「OTTO SETTE TOMAMU」でいただきます。その時期にその土地で1番おいしいものにこだわったというコースは季節ごとに1種類のみ。”季節ごとの素晴らしい旬の食材を、まるでカレンダーを織りなすかのように提供したい”というメニューコンセプト「Calendario Gastronomico(美食のカレンダー)」の通り、カレンダーをめくるように四季を感じられ、落ち着いた店内に色とりどりのメニューがよく映えます。道産食材をふんだんに使用したメニュー1品1品と北海道やイタリアのワインとのマリアージュは抜群です。 アート作品のように美しいメニューに感動……。写真左の「ウニとイクラの2つのコルノ」はお花まで食べられます。ウニ、イクラ等の魚介、エゾ鹿、トマム牛乳のチーズなど、道産食材をふんだんに使用した全8品をゆっくりといただきました。

2~6歳の子ども連れの場合、食事をいただいている間保育士資格を持ったスタッフの方が子どもと一緒に過ごし、カトラリーの使い方含めて食事のサポ―トをしてくれる託児サービス(無料)もあるそう。記念日には夫婦2人で気兼ねなく過ごしたいという方も安心ですね。


【2】森のレストラン ニニヌプリ 2日目の夕食をいただいたのは「森のレストラン ニニヌプリ」。こちらのビュッフェでは「よなよなエール」と「旭川大雪地ビール館」の地ビールを飲み放題(別途料金)でいただけるとあり、思わずテンションが上がります。 朝食メニューは、いくらやサーモンを好きなだけ乗せて作る「なまら海鮮丼」がおすすめ。ビュッフェでこんなに大粒のいくらが食べられるなんて驚きです。

【3】ビュッフェダイニング hal(ハル) 目の前で仕上げてくれるのが嬉しいこちらの朝食は、想像を何倍も超えるモチモチの食感がたまらないフレンチトーストがおすすめ。名物「山わさびごはん」はおなかいっぱいでもお代わり必須です。
※フレンチトーストは先ほどご紹介したニニヌプリでもいただけます。 子どもも喜ぶかわいらしいパンも種類豊富です。何層にも重なるデニッシュは絶品でした。


【4】様々な食事が楽しめるホタルストリート レストランのほかにも、タワーとリゾナーレの中間に位置するホタルストリートには8つの飲食店が立ち並び、天気のいい日にはテイクアウトをして、外のテラスで食事を楽しむこともできます。


【5】ポテサラジェラートフェス
cafe&bar「つきの」で行われる今年で3シーズン目となる北海道ならではの「ポテサラジェラートフェス」も外せません。ベースとなる6種類のじゃがいもと様々な風味・色・触感・特徴を捉えマッチさせた見た目にもかわいい100通りのポテトサラダは、大人も子どもも選んで楽しく、初体験の組み合わせに感動します! おすすめは希少なシングルモルト「余市」×紫色のシャドークイーンとハスカップ、クリームチーズのポテサラ。デザートのようなポテサラとスモーキーなウイスキーがよく合います。

【6】TOMAMU Wine House さらに、ワイン好きにはたまらないのが、16種類のワインをグラス1杯(30ml)200円~試飲できる「TOMAMU Wine House」。トマム牛乳のチーズと一緒に15時から選りすぐりのワインを味わうことができます。200mlからお部屋に持ち帰ることも。トマムに訪れたからこそ味わえる特別な楽しみです。

ほかにもここだけの体験がさまざま

施設内には、プールや大浴場に、SUP体験(有料)まで楽しめる「ミナミナビーチ」のほか、リゾナーレトマムのノース棟30階には24時間自由に利用できる「絶景オフィス」でワーケーションも可能。早朝には雲海を眺めながら仕事ができるかも? 個人的にとても楽しみにしていたのが、建築家の安藤忠雄氏により、1988年に教会三部作の1つとして誕生した「水の教会」。まるで別世界に入ったような、静かで美しい空間でした。一部の時間帯は無料で見学ができます。

北海道を満喫! 大自然を楽しむアクティビティ

滞在2日目に体験したのが、元々ゴルフ場だった約100ヘクタールのファームエリアのアクティビティ。動物たちがのびのびと過ごしている姿を眺めながらモーモーカートやマウンテンバイクに乗ってファーム内を駆け抜けます。操作が簡単なので女性も子どももゴーカートのような感覚で楽しむことができます。 秋の期間は外のハンモックで羊と一緒にお昼寝体験も。クッションや毛布が完備されているのも嬉しいですね。

雲海テラスで感動の朝活

いよいよ、お待ちかねの「雲海テラス」。始発のシャトルバスに乗車して向かいます。ゴンドラ乗り場では早朝4時台にも関わらず屋外まで長い列が。期待が高まります。 雲海ゴンドラに揺られること約13分。ぼんやりと景色が見えてきます。朝日が昇りきる前に撮影スポットへ向かいます。

雲海テラスは、想像以上の高さと寒さ。360°見渡す限り色づく山々がどこまでも続いていました。現在雲の上での体験を楽しみ尽くせるよう9つの過ごし方を提案する「Cloud9(クラウドナイン)計画」を進めている最中。「6」まで進んでおり、7・8・9は計画中です。

雲形のCloud Walk(クラウドウォーク) 巨大ハンモックのようなClould Pool(クラウドプール) バーカウンターのような2人席もあるCloud Bar(クラウドバー)

前後の方と協力して、素敵な写真を撮ってみては?


「Cloud9」をたっぷり楽しんだ後は、展望デッキからの絶景と軽食を。この時点でまだ6時、最高の朝活です。2021年8月、より雲海を近くに感じられる「せり出すデッキ」が登場。様々な高さ・角度から写真を撮ることができます。

1階デッキはより雲海を間近に感じられ、2階はソファースペースでゆったりと寛げます。おすすめの3階は頭上に遮る物が何もなく開放感抜群! 比較的空いていたので、穴場かもしれません。凍えそうな朝でしたが、朝日が昇るにつれてじんわりと身体が温まっていく感じがとても心地よかったです。
展望デッキ1階の「雲Cafe」では、思わず「かわいい……」と声が漏れてしまいそうな雲をイメージしたメニューの数々。テラスで雲海を眺めながらいただきます。 デッキに置かれたこちらのポスト「雲のゆうびん屋さん」からは、世界中どこへでも切手を貼らずにカードを送ることができます。売店で「雲海ポストカード(200円)」を購入し、家族やご自身に手紙を送ってみるものいいですね。

楽しみ方は無限に! 北海道の四季を思いっきり楽しむ

今回は2泊3日の滞在でしたが、食事やアクティビティが充実しているので、存分に楽しむには、最低でも2泊以上の滞在がおすすめ。宿泊者に限り無料の雲海テラスへのゴンドラは、滞在中何度もトライできますし、家族、カップル、友人どうしなど、どんな旅でも思い切り楽しめます。

12月からスタートするウィンターシーズンには、トマム冬の風物詩であるアイスヴィレッジがオープン。今年は新たに氷上のジップラインが登場します。到着時にはパウダースノーにダイブ! スキー場もあり、レンタルスキー等も完備しているので、道具を持っていない方や初心者も安心して楽しむことができるそう。季節ごとに常に新しい楽しみ方がある「星野リゾート リゾナーレトマム」で、何度でも足を運びたくなる“360度絶景”体験。三密を避け、思いっきり北海道の四季を楽しんでみてはいかがでしょうか。


◆星野リゾート リゾナーレトマム
住所:北海道勇払郡占冠村中トマム
電話番号:0167-58-1111(星野リゾート トマム 代表電話)
※2021年の雲海テラスの営業は10月14日で終了。霧氷テラスの営業は12月1日からを予定

<アクセス>
新千歳空港出発の場合
・JR利用の場合(乗り継ぎ1回、所要時間最速90分)
新千歳空港→南千歳駅→トマム駅~送迎バスにて約10分
※トマム駅は特急のみ停車

・車利用の場合(所要時間約100分)
新千歳空港→千歳東I.C.→(道東自動車道)→トマムI.C.→(一般道)→星野リゾート トマム
・バス(リゾートライナー)
※北海道内各地より発着(有料)。最新情報はHPをご確認下さい。



「星野リゾート リゾナーレトマム」公式サイトはこちら

情報提供元: 旅色プラス