学生街の公館をぶらり
編集:Funliday-otona taiwan
台湾大学があるMRT公館駅周辺は学生街でもあるので、賑やかな街です。 安くて美味しいグルメをはじめ、カフェや古本屋さんなども多く、夜は小さい夜市も立ちます。 台湾大学もヤシの木並木が南国らしく、日本統治時代に建てられた建築物はいまも使用されています。 広い構内はだれでも入ることが出来るので、アカデミックな雰囲気を味わいながら散歩するのも楽しいですよ。
公館駅 | 1時間
公館駅は台北のMRT松山新店線(緑のライン)です。 1番出口は飲食店やショップが立ち並ぶエリア、2番または3番出口からでると横断歩道を渡らずにすぐ台湾大学へ行くことができます。
国立台湾大学 | 1時間
校舎のいくつかは日本統治時代に建てられたものを今も使用しているほか、2013年に完成した社会科学部棟は日本人建築家の伊東忠雄が手がけた建築です。 売店や食堂、コンビニ、カフェなどのショップも多く、一般の人でも利用することが出来ます。
台湾大学図書館 | 1時間
MRTの出口から大学構内に入り、少し歩くと目に入ってくるのがこの台湾大学図書館。 キャンパスの中心にある印象的な建物です。 館内はパスポートがあれば中に入れてもらうことが出来ます。 膨大な量の書籍と学生たちが真剣に勉強する姿はきっと刺激を受けるはずです。
台湾大学社会科学部 | 1時間
伊東豊雄建築の社会科学部。 駅からは少し歩きますが、駅前にシェアサイクルのu-bikeもあるので、自転車でラクラク向かうのもありです。 隣接した辜振甫紀念圖書館もまたパスポートがあれば観光客でも中に入ることが出来ます。 先ほど見学した大学図書館とがらりと雰囲気が変わり、森の中にいるような近代的なデザイン。 こんなところで日々勉強できる学生たちが本当に羨ましくなります。 図書館をでて、校舎も入ることができるのですが、階段を上ったところにある吹き抜けの屋上ガーデンから図書館の屋根の部分もぜひ見学してみましょう。非常にフォトジェニックで伊東豊雄建築のすごさがわかります。
小木屋松餅 | 1時間
鬆餅(ソンビン)とはワッフルのこと。 小木屋鬆餅は台湾大学をはじめとした大学構内にあったお店で、その美味しさが評判になり、いまでは台湾中にお店が増えました。 しっかり厚めの食べ応えのあるワッフルに餡子やチョコレートやカスタードなどのスイーツ系やツナやハンバーグなどを挟んだ食事系など豊富なメニューも特徴です。 ちょっとお腹がいっぱいになってしまいますが、人気の味をぜひ試してみましょう。
台大農場農産品展示中心 | 1時間
台大農場農産品展示中心は主に農学部がつくった食品を取り扱う売店で、台湾大学グッズも購入できます。 特に牛乳、アイスクリームなどの乳製品が有名でパンなども美味しそうです。 そのほかの商品も地味ながらも密かに台湾の美味しい「いいもの」が集まっている侮れない売店です。
国立台湾大学校門古蹟 | 1時間
来たときとは別の「國立臺灣大學校門古蹟」という出入り口から次の場所を目指します。 ここからはヤシの木並木と大学図書館がとても美しく見えるので、フォトスポットとしてもおすすめです。
臺一牛奶大王 | 1時間
レトロな雰囲気がたまらない臺一牛奶大王はかき氷と餅粉で作ったお団子「湯圓(タンユエン)」が看板メニュー。 夏と冬、どちらも需要の高い人気の老舗です。 ここは小豆が美味しいと評判で、小豆がたっぷりのったかき氷は一度は食べておきたい一品。 夏はマンゴーかき氷などもありますよ。 台湾は冬至に湯圓を食べるのでその日は大行列。お店は一日中激混みです。
光一 四号 | 1時間
雰囲気がとてもお洒落な光一肆號はブランチメニューやパスタ、サンドイッチなどの食事もしっかり楽しめるカフェ。人気のある台湾のいまどきカフェです。 店内は大きな窓から自然光がたっぷり差し込み気持ちのいい空間。テラス席もあるのでほどよい気温の季節はテラスでのんびり食事を楽しむことができます。
雅博客二手書店 | 1時間
「二手」はセカンドハンドのこと。リサイクルショップなどでもこの文字を目にします。 この辺りは古本屋さんが多く、ちょっと入りずらそうなお店も多い中、路地にある「雅博客二手書店」は普通の書店のような雰囲気で気軽に入って本を手に取ることが出来ます。 雑誌のバックナンバーは20元前後で手に入るので、ライフスタイル系や料理系の雑誌などはチェックしてみるとお土産にもぴったりな本が見つかるかもしれません。 古いですが日本語の本やガイドブックなどもちらほら見かけます。
海辺的卡夫卡 Kafka by the Sea | 1時間
「海辺的卡夫卡 」は海辺のカフカと読み、村上春樹の小説からとった店名です。 時にはライブをすることもあるカフェで、しっとりと穏やかな雰囲気が素敵な音楽と文学が好きな人ならきっと気に入るようなカフェです。 今年日本でも発売され、村上春樹の『猫を棄てる 父親について語るとき』の表紙イラストを描いた高妍(ガオイェン)さんの漫画「緑の歌」にはこのカフェもたくさん登場するので、読んでから訪れるとロケ地を訪れているような気分になれると思います。
藍家割包(ランジアグァバオ) | 1時間
藍家割包がある辺りからは飲食店が軒を連ね、とても賑やかな雰囲気です。 B級グルメや多国籍グルメ、火鍋のチェーン店に話題のドリンクスタンドなど、美味しそうなものが目白押しなので、ぜひ色々と食べ歩きを。 まずこの辺りでイチオシの 藍家割包。 割包(グアバオ)は台湾式角煮バーガーと紹介されることもあるのですが、ふわふわの包子に角煮と高菜とピーナッツの粉、そしてパクチーを挟んだ食べ物です。 甘じょっぱい味付けがなんともクセになる美味しさで、特に藍家割包の割包は中の角煮は細かくしてあり、脂身が多め、少な目、ミックスなどが選べます。 台湾一だと思うので、ここに来たなら食べずに帰れない必食グルメです。 スープはモツと薬膳素材がたっぷり入った四神湯が絶品。 モツは柔らかく臭みなし。とても飲みやすい味に仕上がっています。
金鶏園 | 1時間
藍家割包のお隣は小籠包も食べられる食堂スタイルのレストラン「金鶏園」。 永康街にもお店を構えるローカルに人気のお店です。 「はじめての台湾旅・永康街の外さない店15選」 https://www.funliday.com/otonataiwan/journals/62026 こちらの小籠包はハーフサイズも選べるのでひとり旅でも気軽に小籠包を食べることができるのでおすすめです。 そのほか、ワンプレートのメニューやお粥なんかも美味しいのであっさり食べたいときにも重宝するお店です。
劉家水煎包(リュウジアシュイチエンバオ) | 30分
肉まんを鉄板で焼いたようなものが水煎包。 1つから注文できるので、小腹が空いたときや食べ歩きにはぴったりのメニューです。 劉家水煎包も公館の有名店なので、いつも行列が出来ているお店。 常に焼きたての熱々を提供してくれます。 ・鮮肉(豚肉) ・韭菜(ニラ) ・高麗菜(キャベツ) の3種類あります。
兄弟蚵仔面線 | 1時間
台湾B級グルメの麺線とは、鰹風味のトロトロスープで素麺のような細い麺とモツや牡蠣を一緒に煮こんだもの。 「兄弟蚵仔麺線」はメニューが麺線のみという麺線の専門店。 サイズは2種類あり、モツと牡蠣が入った「綜合麺線」は小が50元、大が60元とお手頃。 日本人にも馴染みのある鰹風味にニンニクとパクチーがトッピングしてあり、全体的には優しい味わい。 お店のおじさんとおばさんも優しいので、まさに心も体も温まるようなお店。 特に冬の寒い日には最高です。
龍潭豆花(ロンタンドゥファ) | 15分
兄弟蚵仔麺線のお隣は台湾スイーツ豆花の老舗有名店「龍潭豆花」。 ここはぜひともはしごして2件とも味わってほしい。 龍潭豆花はトッピングがピーナッツのみというシンプルさ。 量もそこまで多くないのでさらっと食べられます。 冬場はホットがありますが通常は氷なしか氷ありを選びます。 適度な香ばしさのある甘すぎないシロップとふんわりとした食感がここの豆花の特徴です。
宝蔵巌国際芸術村 Treasure Hill Artist Village | 1時間
龍潭豆花からさらに進み、お店がなくなったあたりで右手に曲がり、坂道を登っていくと、アートヴィレッジの宝蔵巌国際芸術村 があります。 見晴らしもよく、壁画など所々にアートが点在。 宿泊施設やアトリエ、カフェなどもあり、アーティストが滞在し作品制作などを行う小さな集落で、観光客なども自由に立ち入ることが出来ます。
水源市場 | 1時間
公館駅のすぐそばにある水色の大きな建物は1階が水源市場という市場になっていて、ここは朝から晩まで営業しています。 野菜や日用品、そして一角は飲食スペースになっているので、地元の人や学生さんたちが食事をしています。 メインとおかずを数品いれてくれるお弁当屋さんもいくつかあり、安くて美味しいので、まさにこの辺りの住民の台所的な存在となっています。
公館夜市 | 1時間
水源市場の周辺には夕方くらいから屋台が並び夜市になります。 ほかの夜市に比べるとコンパクトで屋台の数も少ないですが、賑やかな雰囲気が学生街の公館の街に馴染んていて台湾らしい光景です。 バインミーの屋台なんかもあり、美味しいと評判です。
雄記葱抓餅 | 1時間
(画像参照:雄記葱抓餅FB https://www.facebook.com/profile.php?id=100057414880865) このコンパクトな公館夜市でもひときわ人気なのが2019年のミシュランビブグルマンに選出されたこちらの屋台。 すっかり有名になったこともあり、常に行列ができています。 葱入りの生地を鉄板で空気を含むように抓みながら焼くことでパイのような層のある食感に仕上がる葱抓餅。 塩気と葱の風味で生地そのものも美味しいですが、卵やチーズ、コーン、ベーコンなど好みのものをトッピングしてもらい、ハニーマスタードのソースや辛いソースを塗って仕上げます。
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