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帝国ホテル 東京が 2 月 1 日に開始した新事業「帝国ホテル サービスアパートメント」の全 99 室、7 月 15 日までの利用プランが、このコロナ禍で即日完売となっていたことがわかった。
同社によるとサービスアパートメントのプランは、2 月 1 日 9 時から受付を開始したが、同日夕方には全プラン全室完売になった。なお、インターネット予約、電話受付ともに完売となっている。
「帝国ホテル サービスアパートメント」とは、帝国ホテル 東京 タワー館の客室 3 フロアの一部を改修し旅館業法のもとで、新しい住まいの形を提案するサービスアパートメント事業。
賃貸借契約が必要な一般的なサービスアパートメントとは異なり、煩雑な契約手続きなく利用できるほか、帝国ホテルが提供するサービスや洗濯乾燥機や電子レンジ、トースターなどの館内設備なども利用できるのが特徴だ。
客室内にキッチンや大型冷蔵庫などの設置はないが、専属サービスアテンダントによるサービスを 24 時間利用できるほか、プールやサウナなどホテルならではのサービスや設備利用できる。また、食事や洗濯などはサブスクリプション形式で利用可能な定額サービスも別途提供している。
料金は、約 30 平方メートルの客室で、月額 360,000 円(税金・サービス料込み)。最低 5 泊 150,000 円(税金・サービス料込み)から利用可能。
サブスクリプション方式による定額サービスとして、ルームサービスによる食事メニューやシャツ、ブラウスなどのランドリーサービスも提供しており、食事メニューは、7 日 30,000 円から、ランドリーサービスは 7 日 10,000 円から利用できる。
また、施設フロアのラウンジでは、コーヒーや紅茶の提供、駐車場利用(1 室につき 1 台)、フィットネスセンター・プール・サウナ、ミーティングルーム、荷物のお預かりなどのサービスも提供する。
朝食のパンは無料で提供、洗濯乾燥機、電子レンジなどを自由に利用できる共同スペース「コミュニティルーム」も設置。専属サービススタッフへの連絡はチャットによるコミュニティサービスを導入する。
同社は、新型コロナウイルスの影響でテレワークを導入する企業が増える中、自宅では集中できない方を対象に、「第 2 の仕事場」としての利用や、企業でのBCP対策や、富裕層のセカンドハウスなどとしての利用見込んでいた。
7 月以降の再販については、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催日程と重なることから未定としている。