成田市とさくらの山公園管理組合は、成田空港に隣接するさくらの山公園の「空の駅さくら館」に11月3日、航空写真家のチャーリィ古庄氏がプロデュースした店舗「FLIGHT SHOP CHARLIE’S(フライトショップ・チャーリイズ)」をオープンした。
さくらの山公園は、成田空港のA滑走路北側の小高い丘に位置。園内にはサクラ約350本、低木約5,300株が植えられており、四季折々の風景とともに飛行機の写真を撮影することができるスポットとして有名。成田市の観光発信地のみならず、野菜などの物産の販売も行われている。
デジタル一眼レフカメラの当日貸出や、チャーリィ古庄氏が自ら買い付けた実際の航空機で使用されていたビジネスクラスシート、窓などの航空機部品や救命胴衣を使ったバッグ、エンジンを覆うカバー(エンジンカウル)、タイヤを使ったテーブルなどの展示販売、地元の格安航空会社(LCC)各社の商品や航空グッズの販売を行う。全日空(ANA)のボーイング747-400型機のモデルプレーンやウイングレット、日本航空(JAL)のボーイング787-8型機の20分の1サイズのモデルプレーンなども展示されている。
オープン日には午前10時からオープニングセレモニーを行い、プロデューサーのチャーリィ古庄氏は、「写真セミナーなどを通じて季節感がある地の魅力を伝えていきたい。500以上の世界の空港ではグッズショップがあり、地元の航空文化の発信地になっている。ここで地元貢献ができればと思う」と話した。成田市の小泉一成市長も「さくらの山は飛行機ファンの聖地になれば」と語った。
午前11時からは成田空港を拠点とするLCCであるバニラエア、ジェットスター・ジャパン、春秋航空日本の3社の客室乗務員の撮影会を開催した。成田ソラガールによる「成田ソラあんぱん」の販売も行われた。11月6日には国産旅客機YS-11の部品を販売するお宝市、ヒコーキグッズ鑑定団、子供向け体験型ミニ飛行機セミナーなどのイベントも行う。
アクセスはバスの場合、JR成田駅から航空博物館行き「さくらの山」バス停、成田市コミュニティバス津富浦(つぶうら)ルート「さくらの山」下車、徒歩すぐ。サークルバスの場合は「マロウドインターナショナルホテル成田」下車徒歩10分。営業時間は午前10時から午後6時まで。