楽天トラベルは、9月15日から10月9日までの外国語サイト経由の予約人泊数をもとに、2016年秋の訪日旅行(インバウンド)ランキングを発表した。前年同期比49.1%増と伸張している。
行き先別の伸び率ランキングでは、福岡県が前年同期比219.7%増で他県から抜きん出てトップとなった。以下、沖縄県、岐阜県が伸び率で続いている。また、夏のランキングではトップ10圏外だった広島県、愛知県、大分県が大きな伸びを見せており、それぞれ5位、7位、8位にランクインしている。
5位の広島県では、2015年の広島市の訪日旅行客が初めて100万人を突破するなど好調な中で、原爆ドームと嚴島神社が12月に世界遺産登録20周年を迎えるのに伴い、県などが国内外の観光客誘致に積極的に取り組み始めたことや、5月のオバマ米大統領の訪問により世界的知名度も上がったことも一因と考えられる。
■行き先別伸び率ランキングトップ10(括弧内は前年同期比)
1位:福岡県(+219.7%)
2位:沖縄県(+102.2%)
3位:岐阜県(+99.5%)
4位:和歌山県(+76.4%)
5位:広島県(+72.4%)
6位:香川県(+69.1%)
7位:愛知県(+67.5%)
8位:大分県(+66.3%)
9位:神奈川県(+66.2%)
10位:北海道(+64.2%)
■行き先別予約人泊数ランキングトップ5
1位:東京都
2位:大阪府
3位:北海道
4位:沖縄県
5位:京都府