ピーチは、2016年度下期に1機のエアバスA320型機を新たに導入し、既存路線の増便や新規路線の開設を検討している。6月14日の決算発表後、遠藤哲総合企画部長は、「現在のところ発表できる段階ではない。」としながらも、いずれも検討していることを明らかにした。
ピーチでは2017年夏スケジュール中にも仙台の拠点化を開始する考え。当初から国際線と国内線を運航する計画で、東北の旅行需要が震災前水準に戻ってきていることから、拠点化には追い風になるとの見方を示した。2020年までには現在の事業規模に2倍を目標としている。
また、香港や台湾など他の格安航空会社(LCC)の進出について、北東アジアのLCCのマーケットシェアは他の地域に比べて低いとした上で、「当面はそれぞれの存在が需要喚起につながるとポジティブに捉えている。」と話した。