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Boom Supersonic(ブーム・スーパーソニック)は、超音速試験機「XB-1」による初の超音速飛行を、現地時間1月28日午前に実施する。
XB-1は全長21メートルで、ゼネラル・エレクトロニック製のJ85-15エンジンを3基搭載している。2024年3月に初飛行し、飛行速度を徐々に上げ、これまでに11回計450分の試験飛行を行っている。最後の試験飛行は1月10日に実施され、最大速度はマッハ0.95に達した。
初の超音速飛行はアメリカ・カリフォルニア州モハベで同日午前6時45分(日本時間同日午後11時45分)から実施する見通しで、生中継する。安全性や天候を考慮して変更する可能性がある。
ライブストリーミングは、T-38追跡機にスターリンクのわずか500米ドルで販売されている「Starlink Mini」アンテナを改造して搭載し、空対空撮影を行う見通し。元ブリティッシュ・エアウェイズのコンコルド主任パイロットであるマイク・バニスター氏の司会のもと、チーフ飛行試験エンジニアのニック・シェリカ氏、元チーフエンジニアで顧問のグレッグ・クラウランド氏が出演する。
同社には日本航空(JAL)やユナイテッド航空も出資しており、開発を計画している商用機「Overture」は、東京〜シアトル間を4時間30分、東京〜サンフランシスコ間を5時間30分で結べるとしている。