京王電鉄は、高尾山口駅前の旧ホテルをリノベーションし、体験型ホテル「タカオネ」として7月17日に開業する。予約受付は4月15日午後3時より開始する。
名称は、高尾山の名称の由来と言われている、高いところで左右に伸びる尾根を意味する「高尾根」から付けた。高尾山エリアの価値向上へとつながる「ホテル」「飲食」「アクティビティの拠点」となる施設として、日帰り登山では味わえない、エリアの魅力を伝える役割を担う。個人利用のほか、学生や社会人、サークルなどの団体の合宿や研修の受け入れを見込む。
「タカオネで過ごす時間そのものが、アクティビティのような一つの体験として楽しめること」を目的として、能動的に体験できる機会を提供するとともに、人との交流を楽しめる場を目指す。1階の「街のテラス」は、宿泊者以外も利用できる。中庭で割った薪で火を起こし、みんなで食事をつくる焚き火ディナーや、朝日を見に行く裏山サンライズハイクツアー、街と山を巡る高尾ローカルツアーなども用意する。運営主体はR.project。
旧ホテルは、1990年3月に竣工し、ラブホテルとして運営されていたホテルバニラスウィート。建物は地上5階建てで、客室数は28室。アクセスは高尾山口駅から徒歩約1分。