広島県バス協会は、県内のバス事業者12者のGTFSデータを公開した。
GTFS(General Transit Feed Specification)は、Googleが提唱する世界標準の公共交通に関するデータの形式で、公共交通機関の時刻表とその地理的情報に使用される共有形式が定義されている。国際的に広く利用されているため、整備した情報が迅速に世界中の経路検索サービスに反映されるという。
今回オープンデータサイト上で公開したのは、経路検索に必要な時刻表や運行経路等の静的情報の「GTFS-JP」と、遅延情報や位置情報などリアルタイムで変動する動的情報の「GTFSリアルタイム」の2種類。これらは、国土交通省が拡充を進める「標準的なバス情報フォーマット」にも含まれている。
オープンデータが入手できるのは、広島電鉄、広島バス、広島交通(広交観光・井原線含む)、芸陽バス、備北交通、中国ジェイアールバス、エイチ・ディー西広島、フォーブル、ささき観光(おおのハートバス)、呉市生活バス、廿日市市自主運行バス(佐伯・浅原・津田・原地区)、江田島バスの各事業者。