オリックス自動車は、福島県会津若松市で、ワンウェイ方式カーシェアリングの実証実験を開始した。
ワンウェイ方式カーシェアリングは、借受場所とは違う目的地で車両を乗り捨て可能なサービス。会津若松市のオフィスビル「スマートシティAiCT」内と郡山駅周辺に計8台分の専用駐車場を設置し、車両を4台配備する。AiCT入居企業の従業員および関係者に利用者を限定し、事業性やシステムの検証、利用者ニーズなどの蓄積を行うとしている。また、三井住友海上火災保険が実験用に提供する専用ドライブレコーダーで、走行する道路の画像データを収集し、AIによる画像分析技術により、道路の損傷箇所を適時に検知する実証実験も実施する。
将来的には、車両需要を分析し、乗り捨て可能なシェアリング車両を市中に配置することで、「市民や観光客が、乗りたいときに乗り捨て可能な車両が近くにあり、より自由に柔軟に移動できる世界」を実現し、移動に関する利便性を向上したいとしている。