観光庁は、政府による観光支援策、Go To トラベル事業の7月22日から10月31日までの利用実績を公表した。
Go To トラベル事務局からの報告によると、利用人泊数は少なくとも約3,976万人泊、割引支援額は少なくとも約2,087億円となった。支援額の内訳は、宿泊・旅行代金の割引が少なくとも1,886億円、地域共通クーポンの付与が少なくとも約201億円。1人泊あたりの割引支援額は約4,743円、1人泊あたりの旅行代金は約13,553円だった。一部は推計値を含み、確定値ではない。
9月30日までに少なくとも約2,518万人泊の利用があったと推計しており、10月の1ヶ月で1,458万人泊の利用があったことになる。8月には1,306万人泊、9月には1,012万人泊の利用があった。
また、7月と8月の宿泊単体の利用価格帯は、5,000円以上10,000円未満が最も多く37.4%、次に5,000円未満が26.5%と2番目に多かった。以下、10,000円以上15,000円未満が13.2%、15,000円以上20,000円未満は9.1%、20,000円以上25,000円未満が5.4%、25,000円以上30,000円未満が3.4%、35,000円以上が3.0%、30,000円以上35,000円未満が2.0%の順だった。
Go To トラベル事業の総予算は1兆1,248億円で、事務局費用なども含まれている。期間は2021年1月31日までを予定しているものの、延長されるとみられている。
Go To トラベルキャンペーンは7月22日より開始。当初は旅行代金の35%の割引のみで、東京都発着や東京都在住者の旅行は除外された。10月1日から、地域共通クーポンによる15%の補助を開始するとともに、東京都発着や東京都在住者在住者も対象に含んだ。