エティハド航空は、機内でのフードロス削減を目指し、シンガポールのフードテック企業であるLumiticsと提携する。
Lumiticsの「Insight Lite」を用いて、人工知能(AI)と画像認識により、着陸後に消費されなかったエコノミークラス機内食のパッケージデザインを読み取り、未消費の機内食の種類や量を識別する。これらのデータを調査、分析することで、機内食サービスの効率性を向上させ、食品ロスとコストを削減することを目指す。
エティハド航空グループのMohammad Al Bulooki最高執行責任者(COO)は、「エティハド航空は、2020年のはじめ、新型コロナウイルス感染症拡大によって国際線が影響を受ける以前に、Lumiticsと本プロジェクトを発足しました。運航が徐々に回復していくのに伴い、一時中断となっていた本プロジェクトを再開させることができ、大変嬉しく思います。エティハド航空は、引き続き事業のあらゆる側面でのイノベーションやサステナビリティの推進に努めて参ります。本プロジェクトが、食品ロス削減に寄与する可能性を持つだけでなく、より効果的で効率的な機内食サービスの計画ができることで、ご利用いただくお客様への顧客体験も向上できると信じております」とコメントしている。