日本空港ビルデングやJR東日本、東京モノレールなど9社が出資する羽田みらい開発は、天空橋駅に直結する大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)」を7月3日に開業する。
地上11階、地下1階建てで、先端モビリティセンター、先端医療研究センター、研究開発拠点、区施設活用スペース、会議研修センター、ライブホール、文化体験商業施設、アート&テクノロジーセンター、水素ステーション、交流・連携スペースを擁する。
MR技術の体験型商業施設、戦闘機のフライト体験ができる「LUXURY FLIGHT」、日本食体験レストラン「羽田昔ばなし横丁」、日本全国の郷土料理や地酒が楽しめる「さとむすび」、蒲田で創業した「とんかつ檍」や「春香園」、ブルワリー&レストラン「羽田バル」、タピオカミルクティー専門店「春茶」、ダイニング&ブックラウンジ「Creadisce」、屋外型カフェ&グリル「Food track・Dodgebee café」、るアニメ・ホビー商材を訪日客へ発信する「駿河屋」、ガチャ専門店「ガチャポート」などが出店する。足湯スカイデッキも整備する。
今秋には、「京急EXイン 羽田イノベーションシティ」も開業する。客室数はセミダブルを中心とした259室で、大浴場を備える。羽田空港と無料シャトルバスも運行する。
東京モノレールと京浜急行電鉄は天空橋駅に、直結する新改札口「HICity 口」を新設する。また、両社の乗換専用改札を改修し、連絡改札口を地下2階から地下1階へ移設するとともに、運用時間を従来の午前7時から11時から、終日に拡大する。東京モノレールでは、最寄り駅としてわかりやすくするため、駅名標の下に施設名称看板を並べるほか、京浜急行電鉄では、副駅名称として「羽田イノベーションシティ/HANEDA INNOVATION CITY」を掲出する。
オープニングイベントは、新型コロナウイルスの影響で9月に延期する。