エールフランスKLMグループとエールフランス航空は、フランス政府や銀行6行から総額70億ユーロの資金を調達した。
銀行6行による、40億ユーロのシンジケートローンは、フランス政府が融資額の90%を保証する。契約期間は12ヶ月で、2回の1年間の延長オプションも行使できる。また、フランス政府は、30億ユーロを直接融資する。期間は4年で、2回の1年間の延長オプションを行使することができる。
いずれも、欧州委員会による承認が必要となるものの、承認される見通し。オランダ政府も、KLMグループの支援を行う方針だという。
新型コロナウイルスの感染収束後の状況が明確になった時点で、エールフランスKLMグループの取締役会は、資本の増強を検討するとしている。
エールフランスKLMグループのベンジャミン・スミスCEOは、「エールフランスKLMグループとその従業員を代表して、エールフランスKLMグループの将来を保証するための支援をしてくれたフランス政府と銀行のパートナーに感謝したいと思います。今回の支援は、グループの行動計画とともに、この危機に耐え、エールフランスKLMの将来を、野心と決意を持って見通すことを可能にしてくれます。私たちは強いグループであり、この危機に直面しても団結しています。」とコメントした。