アメリカン航空は、新型コロナウイルスの感染拡大によって需要が減少していることから、今夏スケジュールにさらなる減便を実施する。
夏のピークシーズンの国際線の供給容量は、昨年と比べて60%以上減らす。太平洋路線の80%、大西洋路線の65%、ラテンアメリカ路線の48%のフライトを削減する。需要減少のほか、各国政府の渡航制限が影響しているという。
フィラデルフィア〜カサブランカ線やシカゴ〜クラクフ線、シアトル〜バンガロール線などの新路線の開設を2021年まで延期する。ロサンゼルス〜クライストチャーチ線とダラス/フォートワース〜オークランド線の冬期の季節定期便も、2021年冬スケジュールまで運航しない。夏期の季節定期便全25便の運航を取りやめる。新路線となる、ボストン〜ロンドン/ヒースロー線は10月、ダラス/フォートワース〜テルアビブ線は2021年9月に開設を延期する。
日本路線は、東京/羽田〜ダラス/フォートワース・ロサンゼルス線は7月7日から運航を行う。東京/羽田〜ロサンゼルス線の1日2便での運航開始は、10月25日までずれ込む。