台湾のエバー航空前会長の張國煒氏が立ち上げた航空会社、スターラックス航空(星宇航空)は、2020年の春節前にも日本と香港を結ぶ路線を開設する。
台湾の経済日報の報道によると、張國煒会長は就航当初に、東京、大阪、香港といった2地点から3地点への就航を明言した。この他に、シンガポール、マレーシア、韓国、フィリピンへの就航を目指す。ソウル、マニラは除外されている。機材はエアバスA350-900型機5機、エアバスA350-1000型機12機を購入。さらにエアバスA321neo10機をリース導入する。将来的にはワイドボディ機で北米路線への展開を目指す。
スターラックス航空は、2018年5月に台湾経済部から事業許可を受けた。当時の従業員は約150名で、当初の計画通り、客室乗務員や地上係員の募集を開始する見通し。
張國煒氏は、エバー航空を傘下に持つ長栄集団の創業者であり、2016年1月に死去した張栄発氏の四男。同年3月にエバー航空の会長から解任された。操縦士の資格も保有し、エバー航空では機長も務めていた。