全日本空輸(ANA)が、首都圏とモスクワ、ウラジオストクを結ぶ2路線を新規開設し、毎日運航することを計画していると、1月14日付けの日本経済新聞電子版が伝えている。
日本とロシア間は、日本航空(JAL)やアエロフロート・ロシア航空、S7航空、ウラル航空、オーロラ航空といった航空会社が路線を展開している。ANAは、1989年に東京/成田〜モスクワ〜ウィーン線をオーストリア航空、アエロフロート航空との共同運航(コードシェア)で、エアバスA310型機で就航。1990年には東京/成田〜モスクワ〜パリ線を週1便で開設していた。
日本とモスクワを結ぶ路線は、日本航空(JAL)とアエロフロート・ロシア航空が運航している。JALはドモジェドヴォ、アエロフロート・ロシア航空はシェレメチェボを発着している。
日本とウラジオストクを結ぶ路線は、S7航空とオーロラ航空が東京/成田〜ウラジオストク線を運航している。来夏スケジュールではS7航空が大阪/関西〜ウラジオストク線の運航を再開する。ウラジオストクへは、2017年夏から電子ビザでの渡航が可能になった。インターネット上から申請でき、料金は無料。その後、ハバロフスクやユジノサハリンスクなどの空港や港も拡大された。
ANAは中期経営計画で、中央アジアや南米、ロシアなどのホワイトスポットへの就航を目標としていた。2月には東京/羽田〜ウィーン線、9月には東京/成田〜パース線に新規就航することをすでに発表している。