全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は、サンフランシスコ国際空港出発便で、バイオジェット燃料を搭載する。
両社ともに、アメリカ・ボストンのWorld Energy社が精製したバイオジェット燃料を使用する。昭和シェル石油と購入契約を締結した。
バイオジェット燃料は使用済みの食用油を原料に、ロサンゼルス国際空港近郊で製造・精製したもので、従来のジェット燃料(化石燃料)と同一規格の適合証明を取得しており、同様に使用することができるという。購入量は、ANAはドラム缶約1,300缶に相当する約265キロリットル、JALは非公表。
World Energy製のバイオジェット燃料は、2016年より2年半以上にわたりロサンゼルス国際空港の共同貯油施設に従来のジェット燃料(化石燃料)と区別なく移送・保管され、航空各社で使用されているといい、サンフランシスコ国際空港でも同様の共同貯油施設に供給され、航空各社で使用されるという。