タイ政府観光庁は、タイ政府が故プミポン前国王の火葬式を10月25日から29日に執り行うのに合わせ、旅行者へのアドバイスを発表した。
タイ国内では、10月13日から27日は半旗を掲揚し、政府関係職員は服喪期間を延長する。10月26日には火葬が執り行われ、休日となる。10月28日午後5時30分以降は喪明けとなり、平服を着用。喪中の白黒の布、幕、看板などは片付けるとしている。
火葬式期間中も、タイ全土の観光スポットは通常通り開かれ、交通機関、銀行、商業施設、病院、公共サービスも通常通り運営される。火葬式が執り行われる、バンコクの王宮とエメラルド寺院は10月1日から29日まで閉鎖される。
タイ政府観光庁では、「タイ国民が深い悲しみと哀悼の気持ちにある中、タイ国内でのイベントやアクティビティについては、どのようなものが相応しいか(または相応しくないか)についてご判断ください。また、旅行者の皆様におかれましては、タイ国民の敏感な心情を尊重していただきたくお願いいたします。」として、公共の場ではできるだけ節度のある服を着用し、不適切、侮辱的な言動は控えるよう呼びかけている。
また、「この歴史的にも大きな意味を持つ時期にタイにいらっしゃれば、きっとタイの人々が王室に対して抱く深い敬愛の念を感じる事ができるでしょう。そして、タイ王国政府とタイ国民は、この時期にタイを訪問し、悲しみと哀悼の気持ちを共有してくださる世界中からの旅行者の皆様に心より感謝し、歓迎いたします。皆様の共感と友情の印は、今後何十年にも渡って、タイ国民の心に刻まれる事でしょう。」としている。