エールフランスKLMは、ヴァージン・グループの株式の取得と、デルタ航空、中国東方航空からの出資の受け入れに合意したと発表した。
エールフランスKLMは、ヴァージン・アトランティック航空を傘下に持つ、ヴァージン・グループの株式のうち31%を2億2,000万英ポンドで取得する。デルタ航空と中国東方航空は、エールフランスKLMの株式の10%をそれぞれ取得する。エールフランスKLMは7億5,100万ユーロを調達し、ヴァージン・グループの株式取得資金や債務の返済などに充てる。
エールフランスKLM、デルタ航空、アリタリア航空の3社、デルタ航空とヴァージンアトランティック航空の2社の大西洋横断路線での共同事業を単一化し、競争力の強化やコストの削減を見込むほか、中国東方航空とのパートナーシップを強化することで、中国市場での存在感を高める。
今後、臨時株主総会を開催した後に最終合意書に署名、規制当局の承認を経る必要がある。