エクスペディア・グループは、旅行客の予約動向を科学的に研究し、ウェブサイトとアプリを最適化する技術を研究する、「エクスペディア・イノベーション・ラボ」のアジア初となる拠点をシンガポールに開設した。拠点の開設はワシントン、ロンドンに次いで3ヶ所目。
「筋電図記録技術(EMG)」と「視標追跡技術」の2つの技術を利用し、リアルタイムで質問を投げかけることで、旅行者がどのようにエクスペディアのウェブサイトを利用しているかを研究する。
アジア太平洋地域での旅行市場は伸びており、オンライン旅行市場はそのうち3分の1となる3億9,200万米ドルに達すると見られている。アジアの旅行者のトレンドを分析し、ウェブサイトやアプリの改善につなげることは、旅行者とパートナー企業にとって役立つものになるという。SaleCycle Booking Abandonmentの調査では、81%の旅行客が「オンライン予約を途中で投げ出したことがある」と回答している。