エクスペディアは、20代から60代男女の中からビジネスクラスを利用した経験がある300名と利用した経験がない300名、合計600名を対象に、ビジネスクラスに関する意識調査を実施し、結果を公表した。
ビジネスクラスの利用経験を聞いたところ、およそ5人に1人が利用経験があると回答。飛行機内のビジネスクラスの割合と、ほぼ同程度となった。
一方で、ビジネスくらいの利用経験がある人に年収を聞いたところ、500万円未満が半数以上を占めた。国税庁の「平成26年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は415万円であるため、平均的な給与をもらっている人がビジネスクラス利用者の半数以上を占めていることが分かる。
また、ビジネスクラスを利用した理由を聞くと「出張」と答えた人が26%で、75%がプライベートの旅行でもビジネスクラスを利用していると答えた。さらに、出張のみで利用した人の76%がプライベートでも利用したいと回答しており、ビジネスクラスは出張者というよりも観光目的で利用したことのある人が多いことがわかる。
次に、どういった時にビジネスクラスを利用するかを尋ねると、長時間のフライトや出張、マイルのアップグレードによってビジネスクラスを利用する人が多かった。好きなビジネスクラスのサービスは、シートの幅が広いことやフルフラットシートなど、席の良さが評価されている。
最後に、ビジネスクラスを初めて利用したときの年齢について聞いたところ、20代以下の時に利用したと回答した人が半数を超え、ビジネスクラスを利用する人は、若いうちから利用していることが分かる。また、初めて利用した際の旅行形態について聞いてみると、「出張」が3割程度いるものの、「家族旅行」「恋人・夫婦での旅行」「友人との旅行」と、プライベートでの利用である人が約6割であるという結果となった。