大韓航空は、ソウル/仁川〜テヘラン線に就航する。
3月に運航許可を得ているほか、韓国政府はソウルとテヘランを結ぶ路線を週11便までの開設について、イランと合意している。従来は週4便だった。大韓航空では市況と金融や貿易環境の調査を完了した後、開設時期を決定する見込み。
イランでは経済制裁の解除に伴い、ビジネスでの渡航者が増加。各航空会社はテヘランへの乗り入れ便を増加させており、格安航空会社(LCC)のエアアジアXとタイ・エアアジアXも、クアラルンプールやバンコク/ドンムアンとテヘランを結ぶ路線を開設している。
日本との間に直行便はないものの、2月にはイラン航空が、2017年3月以降に東京/成田〜北京〜テヘラン線を週1便で開設するとブルームバーグが報じていた。イラン航空は1974年に東京/羽田〜テヘラン線で日本に初乗り入れ。その後、ソウル/仁川と北京経由で東京/成田に乗り入れたものの、2011年11月より運航を休止していた。日本航空(JAL)もかつて、テヘランに乗り入れていた。イラン航空は老朽化した機材を置き換えるため、エアバスにA380型機12機を含む118機を発注している。