また、アクセルオフ時には積極的に回生し、燃費消費を軽減させる。シフトレバー操作でBモードにすればさらに回生が強くなる。実際の走行時には、このシフトレバー操作でシフトダウンによるエンジンブレーキのような使い方も可能だ。
最新のシトロエンのデザインコードを表現したインテリアが心地よい居住空間を産み出している。SUVらしいタフさと守られ感と人の気持ちに寄り添った優しげな造形とディテール、素材感が魅力だ。水平基調のダッシュボードはスムースな素材とフィニッシュが取り込まれ、シートトリムと合わせたカラーで統一感を持たせている。ダッシュボードやドアハンドル、コンソールなどにはステッチのアクセントが備わり、ピアノブラックと落ち着きある光沢のクロームがアクセントに。視覚的にも広々として開放的、かつ車輌感覚の掴みやすさを兼ね備えている。
整然とレイアウトされた12.3インチデジタルインストルメントパネルのフルデジタルメーター、ダッシュボード中央には8インチタッチスクリーンが配され、エアコン操作、メディア再生、ナビゲーション(オプション)など多彩な情報を指先で直感的にコントロールできる。
C5 AIRCROSSSUVは新たにAQS(エアクオリティシステム)を採用している。これはダイナミックエアフィルターシステムで、車内の空気を安全、かつ清浄なにおいのない状態に自動的に保つシステムだ。COやNOxなども含め、外気の汚れ一定レベルを超えたとセンサーが検知すると自動的に内気循環に切り替える。また、アクティブカーボンフィルターによって、花粉や埃、PM2.5などの微細な粒子を取り除き、室内を清浄な空気で満たすという。
定評あるアドバンストコンフォートシートは、C5 AIRCROSS SUV PLUG-IN HYBRIDでナッパレザーを標準化した。このシートはCitroën Advanced Comfortプログラムの大きな要素だという。身体をソフトに優しく包み込みつつ、確実にサポートするシートを実現するために、シートクッション素材のポリウレタンフォームを徹底的に研究し、業界平均に対して非常に密度の高い独自の高密度フォームが採用された。また、シート表皮中央部にはさらに15mm分レイヤーを重ねることで、座った瞬間の当たりの柔らかさとなじみの良さを向上させている。
装備も充実している。C5 AIRCROSS SUV PLUG-IN HYBRIDでは人気のオプション装備だったパノラミックサンルーフ、運転席マルチランバーサポート、シートヒーターなどパッケージオプションが標準化されている。
また、渋滞での完全停止と3秒以内の再発進が可能なトラフィックジャムアシストと前走車との車間距離を保つアクティブクルーズコントロール、さらに車線内の左右任意の位置を保持しながら走行するレーンポジショニングアシストなど運転支援関連も充実しているのも嬉しいポイントだ。
全長:4500mm
全幅:1850mm
全高:1710mm
ホイールベース:2730mm
車輌重量:1860kg
【ドライブトレイン】
システムトータル:225ps/360Nm
・1.6 ℓ直列4気筒ターボエンジン
133kW/6,000rpm(180ps)
300Nm/3000rpm
・交流同期電動機
81kW/2,500rpm (110ps)
320Nm/500-2,500rpm
【トランスミッション】
8速オートマチック
e-EAT8
【税込価格】
550万円