今回開発した「サブアクスル・リヤ用小型軽量等速ジョイント」は、「リヤ用軽量ドライブシャフト」のコンセプトを応用し、前輪駆動車ベースの4WD車のリヤ向けに改良した。従駆動輪となるリヤに求められる負荷容量はより小さくなるため、従来品から大幅に小型・軽量化を図った。
タイヤ側に配置される固定式CVJとデファレンシャル側に配置されるしゅう動式CVJのそれぞれについて、最大作動角の見直しや部品の最適設計などによる部品の薄肉化・小径化により、必要な強度を維持しながら小型・軽量化を実現している。
なお、NTNは本開発品を5月26日〜7月30日に開催される「人とくるまのテクノロジー展2021オンライン」に出展する。
【特長(NTN従来品比)】
・ 軽量化(ステム部を除いた形状):固定式CVJ6.2%、しゅう動式CVJ29%低減
⇒軽量効果を車両燃費に換算した場合、約0.02%の燃費改善効果(NTN試算結果)
・ コンパクト化(外輪外径比):固定式CVJ1.9%、しゅう動式CVJ12.3%低減