ポータートラックはボンネット型トラックで、同時期にマツダからポーターキャブというキャブオーバー型のトラックもあった。こちらは1988年まで生きながらえたモデルなので今でも目にすることがあるだろう。ボンネット型のため積載性では不利だが、それでも荷台には1ダース入りビール瓶が平積みで12ケースも積むことができた。
そのためカスタム手法は前回紹介した井上さんのポーターバンとよく似ている。ただポイントごとに独自性をアピールしていて、まず違うのがフロント周り。バンはグリルやエアダムをワンオフしていたが、こちらはノーマルを生かしてグリルやバンパーは純正を使いつつ色を変えている。またボンネットにある純正のプレスラインに沿うようフタを作ってボディ同色にペイント。またステーを製作した砲弾型ミラーも微妙に形状が異なるのだ。