北米ホンダ(American Honda)の2021年4月は、SUVがバカ売れ。前年同月比は207.5%増、販売台数は9万8828台を記録した。総販売台数が15万6482台だから、約6割がSUVという計算になる。なかでも目を引くのがHR-V(日本名ヴェゼル)。北米では旧モデルが継続販売されているが、4月は過去最高の販売台数だったというのだから驚きだ。

SUVが絶好調の北米ホンダの21年4月セールス。CR-Vは驚異の4万台超え!

北米ホンダの21年4月のセールスは「ライトトラック」が牽引した。北米ではミニバン、ピックアップトラックなどをライトトラックにカテゴライズする。北米ホンダがラインナップするライトトラックはCR-V、HR-V(日本名ヴェゼル)、オデッセイ、パスポート、パイロット、リッジラインの6車種だ。この中で特に好調だったのが、過去最高の販売台数を記録したHR-Vとパスポートである。




日本では2代目がデビューしたばかりだが、北米ではまだ初代が継続販売されているHR-V。21年4月は1万3005台を販売したが、これは前年同月に対して347.5%増という驚異的な数字だ。

ホンダHR-V(日本名ヴェゼル)

パスポートはCR-Vよりも一回り大きいミッドサイズSUV。こちらは前年同月比228.7%増の5239台を記録した。

ホンダ・パスポート

また、4万779台のCR-V、1万3915台のパイロットも4月としては過去最高の販売台数を達成している。

ホンダCR-V
ホンダ・パイロット

高級車ブランドのアキュラも2台のライトトラックを擁しているが、こちらも好調だ。特に新型が登場したばかりのMDXは過去最高を記録した3月に続き、史上2番目の販売台数(7685台)をマークした。

アキュラMDX

北米ホンダのデイブ・ガードナー自動車販売担当取締役副社長は、「自動車業界全体が世界的な大流行という課題から立ち直ろうとしている中、ホンダとアキュラは勢いとマーケットシェアの両方を獲得しています」とホクホク顔。今後は新型シビック・セダンやアキュラTLXタイプSの発売が控えており、販売台数をさらに伸ばすことに自信を深めているようだ。

ホンダ・シビック
アキュラTLXタイプS

北米ホンダ(ホンダ部門)・車種別販売台数【2021年4月】


アコード:2万1035台(+137.3%)


シビック:2台8414台(+111.9%)


クラリティ:419台(+365.6%)


フィット:1717台(+44.7%)


インサイト:1871台(+266.1%)


CR-V:4万779台(+234.2%)


HR-V:1万3005台(+347.5%)


オデッセイ:9002台(+129.4%)


パスポート:5239台(+228.7%)


パイロット:1万3915台(+112.1%)


リッジライン:4607台(+215.5%)



北米ホンダ(アキュラ部門)・車種別販売台数【2021年4月】


ILX:1312台(+159.3%)


NSX:12台(+140.0%)


RLX:26台(0%)


TLX:2848台(+178.1%)


MDX:7685台(+345.5%)


RDX:4576台(+160.0%)


※( )内は前年同月比

情報提供元: MotorFan
記事名:「 日本ではすでに旧型となった初代ヴェゼルが北米では過去最高の販売台数を記録した!