審査員からは、個性的なデザイン、あらゆる地形を走破するオフロード走破能力、オンロードでの優れたダイナミクス、21世紀にふさわしい実用性とコネクティビティが高く評価された。
このたびの受賞を受けて、ジャガー・ランドローバーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーである、プロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBEは次のようにコメントしている。
「過去からの影響を受けながらもそれらに縛られることなく、自由な発想で『ディフェンダー』をデザインしました。そしてこのデザインが『ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー』に選ばれたことを大変嬉しく思います。私たちのビジョンは、誰もが認める『ディフェンダー』のDNAとオフロード走破能力はそのままに、エンジニアリング、テクノロジー、デザインの限界をさらに押し上げ21世紀の『ディフェンダー』をつくることでした。その結果、お客様の感情に訴えかける、非常に魅力的なクルマが誕生したのです」
新型「ディフェンダー」は、ひと目でディフェンダーと分かる特徴的なシルエットを継承しながら、フロントおよびリヤのオーバーハングを最小限に抑えることで、アプローチアングルとデパーチャーアングルを大きく確保している。「ディフェンダー」ならではのデザイン要素を再構築し、ルーフ後方に取り付けた「アルパインライト」ウィンドウ、横開きのリヤ・テールゲート、リヤ部分に外付けスペアタイヤを配置し、オリジナル「ディフェンダー」を想起させるデザインに仕上げられている。
インテリアにおいてもオリジナル「ディフェンダー」の個性が受け継がれ、フレームやコンポーネントの固定具が見える形でその堅牢さを強調し、シンプルさと実用性を追求している。4ドアボディの「ディフェンダー110」は5シート仕様と7シート仕様が設定されており、2ドアボディの「ディフェンダー90」はファミリー向けのコンパクト・ハッチバックと同等のサイズで、5シート仕様となっている。