というのはこの新規オービス、設置工事が行なわれた2021年2月中旬から、当情報局が調査した同年3月3日までの20日あまりの間、警告板が設置されていない、つまり、いきなり目の前にオービスが出現するという状況のまま存在していたというのは事実であり、しかも、「点検中」や「試験中」などのサインがなかったわけだから、警告板設置前からすでに稼働していたと考えても別におかしくはない。もちろん、それは前代未聞の出来事であり可能性は低いとしても、ここを通過したドライバーの中には慌てて急ブレーキを踏んだ人もいたことだろう。
まぁ、現場付近はほぼ直線だけに、急ブレーキを踏んだとしてもフツーに減速するだけだが、オービスから逃れようと無意識でハンドルを切っちゃう人も少なからずいるはず。クルマがどこ行っちゃうかわからない状況に陥る可能性がないわけじゃないのだ。さらに後続のドライバーには追突の危険性がつきまとう。例え制限速度の100km/hで走っていたとしても、最悪、事故につながるリスクが、確実にあるのだ。茨城県警さんはそのあたり、どう考えているのだろう?
警察は各地の高速道路で、もっと危険な移動オービスによる取り締まりを行なっているが、取り締まられる側、そして取り締まる側のリスクヘッジに関してどう考えているのか、そのあたりの見解を、ぜひドライバーに説明してほしいものですね。