※ dmN ——「軸受のピッチ円径(dm)」と「回転数(n)」の積で、軸受の高速回転性能を示す指標
極限まで軽量化を図る設計手法(トポロジー最適化技術)を活用し、高速回転に最適な保持器形状を導き出した。さらに、機能や生産面での課題に対し、実態に即した最先端のシミュレーション技術を効果的に駆使して短期間での開発に成功した。
NSKが独自に開発したオリジナルグリースと剛性に優れた樹脂材料を採用した。本グリースの採用により、攪拌抵抗低減による低フリクションと発熱の抑制による耐焼付き性向上が可能になる。また、高剛性樹脂材料の効果により、高速回転時の保持器の変形を低減する。結果、本製品は遠心力による保持器の変形を約70%低減し、dmN=180万以上の高速回転を達成した。