エンジンはBMWとの協業で仕立てられたベテランユニット・EP6型。
HYBRID 180:最高出力150ps(110kW)/6000rpm/最大トルク250Nm/1750rpm
HYBRID 225:最高出力180ps(132kW)/6000rpm/最大トルク250Nm/1750rpm
変速機はアイシン・エィ・ダブリュの8速AT。ギヤ比がまだ発表されていないため、どの機種を用いているかの明言はできないが、システム最大トルクを360Nmとしているところから判断し、AWF8F45あるいはAWF8G45型のいずれかを備えていると想像する。これのトルクコンバーターに代えて150ps(110kW)/320Nmのモーターを備える機械構成だ。
パワートレーンとしてのシステムパフォーマンスは以下のとおり。
HYBRID 180:180ps(132kW)/360Nm、車重1603kg
HYBRID 225:220ps(162kW)/360Nm、車重1633kg
バッテリー容量は両車ともに12.4kWh。前輪駆動のみのラインアップである。
ガソリンエンジンは、こちらもすっかりお馴染みになったPSAの主力ユニット・EBシリーズである。3気筒1.2ℓの直噴ターボということでEB2型の搭載のみ、出力違いで「Puretech 110」「Puretech 130」をそろえる。
Puretech 110:最高出力110ps(81kW)/5500rpm/最大トルク205Nm/1750rpm
Puretech 130:最高出力130ps(96kW)/5500rpm/最大トルク230Nm/1750rpm
なお「130」はS&S、つまりアイドルストップ機構を備える。このあたり、グレード名にわざわざ断るところ、日本車とはまったく違うカルチャーを感じる。変速機は「110」が6速MT、「130」は6速MTあるいは8速ATの組み合わせ。
ディーゼルエンジンは2017年に登場したDV5型の1.5ℓ4気筒。最高出力130ps(96kW)/3750rpm/最大トルク300Nm/1750rpmのワンスペックで、変速機を6速MTあるいは8速ATから選択する。もともとプジョー/シトロエンは「小型車にはガソリン/大型車にはディーゼル」という大きなくくりがあり、Cセグメントの308は後者に組み入れられていたが、それもかつての話。VWのディーゼルゲートでディーゼルエンジンのイメージがすっかり落ちてしまったためか、かの地での新型車におけるディーゼル仕様車の影が薄い。
さて、これらのラインアップから日本仕様として上陸するのはいずれか。