全体的にマイナスの傾向にあるにもかかわらず、いくつか例外があった。スウェーデンでは、2020年1月と比較して台数が23%増加した。これは、2020年1月1日に導入した、スウェーデンのボーナス・マルス制度が変更されたためで、高排出ガス車に有利な課税を利用するために、2019年12月は販売台数が大きく増えていた。ノルウェーでは、消費者が再びショールームに足を運ぶことができるようになったことで販売台数が8%増加し、手厚い報奨金にも後押しされ電動車の需要増も続いた。
SUVは当月、新車販売全体の44%を占め、過去最高のマーケットシェアを記録して新しい年が始まった。Munoz氏は「SUVの需要は停滞の兆しがなく、欧州でも米国や中国と同様の成長パターンを示している。SUVの高額な価格と排出ガス量を考えると、この結果は特に注目に値する」と述べた。SUVの総販売台数は368,100台で、2020年1月と比較してわずか18%の減少となった。
スモールSUVが18%の販売減となりながらも、SUV全体の36%を獲得している。コンパクトSUVが需要の大半を占める一方で、177,500台となり、こちらも18%減となった。SUVの販売台数の15%を占めたのはミッドサイズSUVとラージ/ラグジュアリーSUVで、20%減の56,800台であった。ブランド別では、フォルクスワーゲン、プジョー、BMWが上位を占めたが、4位のフォードが最もシェアを伸ばしている。
メーカー別では、SUVとミッドサイズセグメントの需要が増加したことを受けて、ボルボが最もシェアを伸ばした。ボルボXC40は当月、欧州で最も売れたプレミアムカーとなり、販売台数は58%増の10,590台であった。反対にフォルクスワーゲングループは、2020年に欧州で最も売れたモデルであるゴルフが、ドイツ市場で販売が好調であったため、0.9%ポイントの下落で済んだ。
また、当月はモデルランキング全体で顕著な変動が見られた。ゴルフは順位を3つ下げ、トヨタ・ヤリス、プジョー208、ダチア・サンデロ(Dacia Sandero)に次ぐ4位であった。プジョー2008がSUVランキングの首位に立ち、競合車であるフォルクスワーゲンT-Rocとルノー・キャプチャーがそれぞれ7%と2%販売を落としたのとは対照的に、87%の大幅な上昇を記録した。
その他、販売台数を大きく伸ばしたのは以下のモデルである:フォード・プーマ(Puma)が72%増、フォード・クーガ(Kuga)が258%増、BMW・X3とキア・ニロ(Kia Niro)がそれぞれ12%増、メルセデスGLAが18%増、スズキ・イグニスが25%増、スマート・フォーツーが208%増、ポルシェ・マカンが23%増。
最近発売されたモデルで好調な結果を残したのは:メルセデスGLBが3,802台、フォルクスワーゲンID.3が2,909台、クプラ・フォーメンター(Cupra Formentor)が2,826台、シトロエンC4が2,491台、BMW・2シリーズグランクーペが2,409台、ポールスター(Polestar)2が1,290台、ポルシェ・タイカンが1,017台、トヨタ・プロエース シティ ヴァーソ(Proace City Verso)が915台、 アウディe-tronスポーツバックが908台、ランドローバー・ディフェンダーが871台。