ワクワクしたり、落ち込んだり、かと思えば気が大きくなったり……の、35(クルマ)購入への道程、ぜひ一緒に楽しんでください。
TEXT&PHOTO:生江凪子(Naco NAMAE)
PHOTO:Motor-Fan.jp / Special thanks:NISSAN / NISSAN CROSSING
日産 GT-R R35が好きな、興味がある皆さま、こんにちは。【女性編集者、R35を……買う?! 】をご覧いただき、ありがとうございます。
さて、長期にわたりお借りしていたGT-R R35。あまりに長期間お借りしていたため、すっかり自分のクルマ化。スコーンと忘却の彼方だったのですが、日産自動車の広報車でした。返却しなければならないんだった……。
Vol.16の取材をした数日後、もはやこの連載ではおなじみとなった日産自動車 広報部・O女史より「ナコさん、明日返却日ですけど、ちゃんと覚えていますか? あ、先に言っておきますが今回は延長できませんから悪しからず」という連絡が入りました。
じつはこれまで2度ほどいろいろ理由をつけて返却日を延長、今回もあわよくば延ばしてもらおうと画策していたのに、あっさり先手を打たれてしまった。くぅ~。「涙で前が見えず、御社までたどり着けないやもしれません」と、アホみたいに返答し会話を終了。
そして1月某日。ついにお別れの日がやってきました。朝から仕事が手につきません。
ゆっくりとお別れ作業(戦車や給油の返却作業)をするため、デスクワークは諦め、早々に「オレの35」に乗り込みガソリンスタンドへ。
問題はここからです。今回は駐車場ゲートではなく、返却時の “ 現車確認 ” 作業を無事にクリアできるか。さぁ、緊張の瞬間です。
“ 現車確認 ” ってなんぞや、と思った皆さまはぜひ、下記リンクより借り出し時のお話をご覧ください。
現車確認が無事に終了したので、やはり借り出し時に芹澤信雄プロのツアー優勝時のようにお借りした鍵の返却式も行なわねばなりません(今回はジャンボ尾崎プロのイメージで)。またしてもO女史にご出演いただき、撮影を……。
この数ヵ月、R35でいろんなところへ行きました。どれも本当に素晴らしい経験で、日記に書ききれていないことが残念でなりませんが、一旦返却、終了ということで。
最後までおつき合いいただきました紳士淑女の皆さま(ザ・リッツ・カールトン風)、好き放題に試乗し、言いたい放題思ったことを書き連ねることを快く承諾してくださった日産自動車の皆さま、本当にありがとうございました。
連載中にびっくりするほどの多くのかたよりお便りをいただけたことが本当にうれしかったです。この場にて、御礼申し上げます。
え? こんな中途半端で終わらせるのかって? そんなわけないじゃないですか。あれもこれもそれも、まだなにもしていませんし。まず一旦広報車をお返ししただけですから。
だから、「第一部」最終回。安心してください。まだ続きます。
「で、O女史、オレの35、次はいつ取りに来たらいいですか?」
次回【女性編集者、R35を……買う?! 】「第二部」開幕へ向け、鋭意取材中! 2月中旬更新予定。詳細はインスタグラムをぜひご覧ください。
【編集者ナコ、R35を……買う?!】は、フィクションがちょっこし入ったノンフィクションの連載となります(回数、期間、それどころか金銭的・能力的に購入できるかどうかも未定)。クルマの運転に自信がなくても、GT-Rに乗れるのか? そもそもGT-Rって日常使いできるクルマなのか? などなど、GT-Rを購入するにあたってのさまざまなハードルを大真面目に考察した、まったくもって主観的な「R35との生活日記」となりますのでご了承ください。