ロータス・カーズのCEOであるフィル・ポップハムCEOは次のように述べている。
「ロータスにとって今年はとても壮大な一年で、新しい車両は新しい施設よりデリバリーされ、よりレベルの高い品質と効率で車両の生産が行なわれます。世界は厳しい状況ではありますが、ロータスは、Vision80ビジネスプランの実現に向けて順調に進んでいます。そして、Vision80ビジネスプランが示すように、ロータスの未来は継続的な革新に満ちています。そして、2021年はクルマのデザインとテクノロジーに大きなインパクトを残し、自動車業界に革命をもたらしたエリーゼをはじめとする現行モデルのレガシーも常に振り返ります」
同社の掲げるビジネスプラン「Vision 80」には、ロータス・カーズ本社のあるへセル施設への140億円以上の投資や、約250名の新しい従業員の採用も含まれている。新しい雇用は、ロータス・カーズと世界的に有名なエンジニアリングコンサルタント部門であるロータス・エンジニアリング、両方におけるエンジニアリングと製造における役割を担い、ロータス・エンジニアリングは今年後半に英国ウォーリック地方にアドバンスド・テクノロジー・センターを開設する。
ロータス・カーズのエンジニアリング担当エグゼクティブディレクターであるマット・ウィンドルは、このようにコメントしている。
「新車に取り組んでいるエンジニア、デザイナー、技術者の有名なチームは、常にエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの能力や特徴、技術の素晴らしさを考えています。私たちのチームのメンバーは、新旧を問わず、今まで培ったノウハウと今後の革新を融合することに全力を注いでいます。今後生産される新たな車が将来をリードする存在となり、ロータスの価値観にしっかりと取り組んでいることを保証します」
エリーゼ、エキシージ、エヴォーラは長年にわたりロータスのビジネスに大きく貢献。最終モデル生産終了時には、合計で約5万5000台を生産したことになるとのことだ。